this page 【スキャン】


実際にスキャン作業をする上での設定・手順・注意事項などをまとめました。

通常の書籍は3つの部位に分けられます。
すなわち「カバー」「表紙」「本文」です。

この3つはそれぞれ違う設定を使ってスキャンします。
全部自動にすることも可能ですが、あとから「ああっ、なんか違う感じで画像になってる!」というのは
イヤなので、それぞれに合わせた設定を手動で切り替える方法がベストです。

また読み込む際の手順などを自分の中でハッキリ決めておくと、その後のリネーム・圧縮保存・PDF化
などの作業もスムーズに行きます。

ScanSnap S1500 設定


ScanSnapをセットアップすると、あらかじめ10パターンくらいの設定がセットしてあります。
が、書籍読み込みに最適な設定をオリジナルで作って、それを使うのがおすすめです。
設定をしっかりしておけば、満足できる仕上がりになります!

ここで紹介するのは私が試行錯誤で落ち着いた設定です。
たぶんどなたにもおすすめできますのでお試し下さいませ。

ScanSnap設定一覧
共通設定
(下記1〜3に共通の設定)
アプリ選択:アプリケーションを起動しません(ファイル保存のみ)
イメージの保存先:C:\Users\ユーザー名(SATOKO)\Desktop\ScanSnap
  (要するにデスクトップに「ScanSnap」というフォルダを作ってそこに保存)
ファイル名の設定:自分で名前をつけます・無題・連番3桁(無題001.jpgとなる)
ファイル形式:JPEG
原稿サイズの選択:サイズ自動検出
圧縮率:2
1.モノクロページ 画質の選択:スーパーファイン
カラーモード:グレー
読み取り面:両面読み取り(継続読み取り有効)
オプション:文字をくっきり・それ以外はすべてOFF
2.カラーページ 画質の選択:スーパーファイン
カラーモード:カラー
読み取り面:両面読み取り(継続読み取り有効)
オプション:すべてOFF
3.カラーカバー 画質の選択:スーパーファイン
カラーモード:カラー
読み取り面:片面読み取り(継続読み取り有効)
オプション:原稿を上向きにしてセットしますをON/それ以外はすべてOFF
イメージの保存先はここではデスクトップですが任意の場所を指定して下さい。
 ここはスキャンした画像が入る場所ですが、その後の保存先はまた別に作りましょう。
 1冊スキャンしたらすぐに他のフォルダに移動ことになると思います。

圧縮率は2にしてありますが、サイズを小さくしたければ3や4にしてもいいと思います。
 ただし画質は多少劣化が大きくなります。

※モノクロページの文字くっきりは、小説でもコミックでもあった方がいいと思いますが、
 コミックの場合、絵柄によってはOFFにした方がいい場合もあるかもしれません。

※カラーカバーの「原稿を上向きにしてセットします」ですが、上向きとはカラー面を
 自分から見える方向(表向き)にしてスキャンすることを意味しています。
 下向きでも読めますが、カバーの折れ目の関係で下向きの方が画像の歪みが大きいため
 このような設定にしています。ただし、この向きでも多少歪みはあります。
 完璧にやりたい方はフラッドベッドを使うと良いですが、時間がかなりかかります。

スキャンの手順


復習です。書籍は「カバー」「表紙」「本文」の3つに分けられます。
が、この順番で読むやり方は私はしていません。

なぜかと言うと、自動で連番が付けられるScanSnapの特徴を最大限生かし、
本文のページ数と、画像のファイルナンバーが同じ数字になるようにしたいからです。
ページが抜けたり重ねて読み込んでしまったような事故があった場合に、数字がズレて気づきやすいのです。
ScanSnapにはかなり精度のいい重なり検知センサーがあるので、気づかずに2枚読んでしまうことは
ほとんど起きないのですが、でも数字で確認できればより安心。

ということは。順番は。

  @本文
  A表紙
  Bカバー

となります。
(ただし、雑誌などで表紙から1ページと数えるようなものもありますので、その場合は表紙から。)

@設定は最初はモノクロ設定にしましょう。(カラー雑誌などは除く。)
 本文の1ページ目が「無題001.jpg」という名前でスキャンがスタートします。
 モノクロ面が終わるまでそのままの設定で大丈夫です。

A本分が終わったら、カラーページ設定に変更し、表紙をスキャン。
 ちなみに私は表紙は裏表紙→表表紙と言う順序で読ませています。
 表表紙を裏表紙の後ろにセットする感じですね。理由は後ほど。
 すると300ページの本ならば表紙が「無題301.jpg」〜「無題304.jpg」というファイル名になります。
 (301は裏表紙の白面・302は裏表紙のカラー面・303は表表紙のカラー面・304は表表紙の白面)

B最後にカラーカバー設定に変更し、カラー面を自分の方に向けてスキャン。
 もちろん90度回転させて、縦に細長い状態でスキャンします。
 私は【本の表側+背表紙】と【本の裏側+背表紙】とふたつの画像にするので、
 1度スキャンしたら、180度回転させ、逆方向からもスキャンしています。
 ハードカバーサイズ以上のものは長くて読み込めないので、背表紙の右側でカットして
 2枚をスキャンしています。

が!!
最近知ったのですが、ScanSnapには「長尺モード」というのがあり、長いものでも読めます。
表紙を折りたたまずにそのままセットして、スキャンボタンを長押し。
スキャンボタンが点滅を始めてからはなすと「長尺スキャンモード」でスキャン開始。

カバーに関しては保存する方法にも関わってきますので、お好みの手順を見つけて下さいね。

重なり検知が出た場合


ScanSnapには非常に優秀な重なり検知センサーがついています。
製本のノリが残ってたり、静電気などでページがくっつき2枚以上まとめて機械にとりこまれた場合に、
ほぼ100%の確率でエラーメッセージが出ます。
この場合に一番頭を使わずに済み、安全な方法をお教えしましょう。

  最後に読み取った原稿「残す」「残さない」→「残さない」を選ぶ。
  「読み取り中止」をクリック。
  「読み取ったファイルを削除しますか?」との質問に「いいえ」を選ぶ。

こうすると、保存フォルダの中にはスキャンに成功した画像しか残っていないはずです。
その最後のページを確認し、次のページからスキャンできるよう原稿を整えて再チャレンジ。
もっと手間をはぶくこともできますが、間違って二重にスキャンしたりページを飛ばすと
かなり泣ける結果になりますので、横着しない方がいいかと思います。

お掃除!!


ここ重要です。
スキャナの読み取りセンサーにゴミがつくと、そこを原稿が動いて読み取りますので、
点ではなく筋状にゴミがデータに読み取られてしまいます。
フルカラー原稿だと、蛍光色で筋が付きとても目立ちます。(モノクロは全然目立たない)
そうならないようにこまめに掃除をしましょう。

主なゴミの種類はふたつ。紙の粉とノリです。 紙の粉は本の裁断後からどうしても出てしまいます。
ノリは本のフチをぎりぎりで裁断したコミックに残っていることが多いです。
そのノリがセンサーの熱で溶けてガラス面に付着します。

粉は軽く拭けば落ちますが、ノリはかなり頑張ってこすって下さい。
説明書には専門のクリーナーを使えというような記述がありますが、私は眼鏡拭きで強くこする
という方法を使っています。自己責任でお願いしますが、今のところ問題ないです。

掃除のコツはやみくもに拭くのではなく、ゴミが付着していると思われる箇所を
丁寧にやることです。つまり、ページの左右のフチの上につきやすいので、そこをよく見ましょう。
それから、ScanSnapは両面スキャナーですのでセンサーは裏側にもあります。
裏面のセンサーは見にくい位置にありますが、ここもぬかりなく。

あとから気づいても、原稿を処分したあとだとスキャンし直せません。
フルカラーのカバーや雑誌等をスキャンしたあとは画像をチェックするようにしましょう。