このひとつ前の記事で新しい一眼カメラを購入したという浮かれ記事をアップしました。
参考: SONY NEX-C3 ダブルレンズキット購入しまちた★ 初撮影記録。
この記事で全ての写真を元のサイズのままアップするわけにもいかないので、いつも使っている「縮小専用」というアプリで1024pxにリサイズしていったんアップしました。
その画像がこちら (クリックして拡大されるのでそちらをご覧下さい。)
うわ。
超~きったねっ!
なんだこりゃぁ、せっかくの一眼カメラの意味Nothingっ。
何枚もの写真を載せたけど、このパインミー☆サンドイッチの画像の劣化がダントツ。
元画像はキレイなのに。看板の文字のノイズと、ガラスケースの下の木の壁のモアレ。
これではせっかくのNEX-C3の良さが全く伝わらないので、良いリサイズソフトを探す旅に出ることにしました。
Twitterでいいアプリ知りませんか~と聞いて、教えていただいたものも含めて5つのソフトで試しました。
縮小ソフトに求める条件は以下の通り
- できるだけデータサイズを圧縮しつつ綺麗な画質で
- たくさんの写真を縮小するときの操作や設定がカンタンなもの
- お安いソフト、というかできれば無料キボンヌ
- 縮小以外の機能も使えればそりゃ便利だけど、なくても良い
では検証スタートです。
たくさんの画像を載せるので、記事そのものにはサムネイル150×150pxの画像を掲載、クリックで実寸の画像が開きます。
リサイズは4912px→1024pxと約1/5強の大きさにします。(面積でいえば1/23)
この記事は画像を拡大して見ないとあんまり意味ないので、スマートフォンや携帯からではなくPCから閲覧していただくことをオススメいたします。
あと、ワタクシ写真に関しては現役バリバリのド素人ですから、そういう目線での「キレイ」であることはご承知下さいまし。
◆まずは元データ◆
こちらをクリックでご覧下さい。
http://satoko-kimura.com/dl/photo/Nex-C3.jpg
- 大きさ:4912×3264px
- サイズ:6009KB(6.09MB)
- カメラ:SONY NEX-C3 標準ズームレンズ フルオート
WordPressの設定上、このサイズでは普通に掲載できなかったので、サーバーにアップしました。
こちらを縮小していきます。
◆PaintShop◆
Windows7のパソコンに最初からバンドルされてた画像ソフトでまずは縮小してみます。
正式名称は「Paint Shop Pro Photo X2」
現行商品よりは古いバージョンです。
このソフトは複数画像を一気に書き出したりはできないので(できるかもしれないけど、なんか設定しないとならない)、操作はかなりめんどくさいです。
サイズ変更画面で大きさやサイズ変更方式を選べます。
5種類の変更方式全て試してみました。ポイントは看板のノイズと木目のモアレです。
①スマートサイズ / ②バイキュービック / ③バイリニア
④ピクセルリサイズ / ⑤加重平均
ファイルサイズはどれも200KB前後になりました。
この写真に関しては⑤の加重平均というのが一番キレイ、かな?
◆LightRoom◆
古田社長オススメのAdobeソフト「LightRoom」。
かの有名な「Photoshop」からカメラ画像をトータルに管理・編集する機能を抽出した感じの専用ソフト。
本来は3万円越えのものですが、現在キャンペーンで乗換版を1万円くらい で購入できます。
1ヶ月お試し無料版(機能制限なし)をダウンロードができるので、今回はそちらを使用してます。
複数写真をクリックで選んで一気にリサイズできるのが魅力。
またRAWモードも扱えるので一眼カメラには良さそう。
書き出しメニューからリサイズの大きさや画質を選べます。
大きさは1024pxで固定なので、画質を80/90/100の3種類で試しました。
左から 画質80(195KB) / 画質90(514KB) / 画質100(729KB)
当たり前だけど、画質設定があがれば同じpxサイズでもデータ量が全く変わります。
その分、見た目も全然変わりますね。
というところで、ふと気づいてしまいました。
もしや、昨日すっごい汚かった「縮小専用」でも設定変えれば全然違うんじゃね?
◆縮小専用◆
つうことでさっそく試してみます。
こちらは宣伝材料写真撮ってくれたカメラマンさんから教えてもらったフリーソフト。ダウンロードはこちら
(宣伝材料ってアレね、プロフィール写真ね。
あたし一応歌手と声優やってますので、仕事上はそういう写真も必要で、自分写真嫌いだけど、しょうがないから撮るわけです。)
その名は「縮小専用」。
名は体を表すとはこのことで、画像を小さくするだけのソフトです。
さて、さっそく設定を見直し。いままで設定いじったことなかったので・・・。
わたくし「ファイルサイズを指定:50KB」のところにチェックを入れたまま使ってました。
どんなファイルも50KB。
320pxの写真が50KBでもそこそこ見れますが、1000px超えた写真を50KBで収めたらそりゃぁ汚いに決まってる。
いや~ん、恥ずかしぃ!
そういうことで「JPEG量子化率を指定」というのが意味わかんないけど画質のことだろうと思って試してみました。
左から 90%(207KB) / 95%(300KB) / 100%(605KB)
・・・。キレイじゃん。普通に。
90%のは看板のノイズがけっこうあるけど。
95%にすればだいぶキレイ。300KBとサイズもいい感じ。
100%もキレイだけどサイズはいきなり倍。
このアプリは選んでドラッグするだけだから操作はチョー簡単。サルでも出来る系。
◆ViX◆
これは別の方にTwitterで教えてもらったフリーソフト。
でもWin98くらいまでこのソフト、実は超愛用してました。
というか、愛用しすぎて作者の方にお礼メールしたこともあります。(返事も来たよ)
当時Windowsにはフォルダ開いて写真をプレビューする機能はなかったんですよ。
このアプリでフォルダを開くと、全ての画像が一覧で見られるという画期的なソフトで、しかも編集機能もついてて、すっごく便利に使わせていただいていました。
開発が止まったソフトで、もう公式サイトもなくなっていますがVectorから落とせます。
久々に使ってみてなつかしい気持ちで胸いっぱい。じ~ん。
設定は大きさのみ。ファイルサイズが582KBであることを見ると、LightRoomの画質90と同等くらいかな。
◆Resize◆
自力で検索して見つけたフリーソフト。
これもけっこう前に開発が止ってるみたいです。
その名もズバリ「Resize」。縮小専用と同じ意味ですね。
設定画面の「クオリティ」を動かすことによって画質を変えられます。
80%(168KB) / 90%(250KB) / 95%(362KB) / 100%(698KB)
4種類試しましたが90%までは看板のノイズが目立ちますが95%からは気にならなくなります。
ファイルサイズも362KBと扱いやすい。
実際に圧縮する前に詳細設定画面のプレビューで、ノイズ等を確認してから圧縮率を決めることもできます。
なかなか良い!
◆結論◆
本当は一眼カメラですから、RAWモードで撮影し、現像の際に色味なども調整しつつ出力するのが良いのだと思います。
そういうことでいうと、トータルでなんでもできるLightRoomでしょうね。
いまお買い得なので要検討です。
が、言っても1万円。
やっぱ無料がス・・キ・・・
ということで無料アプリ対決、縮小機能のみで判断すれば、今回試した中ではResizeが良かったという結論。
操作の簡単さや画質は縮小専用やViXも遜色ないです。
が、Resizeは編集後のプレビューをあらかじめできるという理由で僅差で優勝という感じです。
そういうわけで一昨日の記事の1024px画像は全てResizeの95%設定で縮小した画像に差し替えました♪
お役に立てれば幸いです。
コメント
【ブログ更新しました】 : 画像縮小ソフトを探してみた!!ブロガー必須。一眼カメラ画像掲載に耐えられるアプリはどれだ? – http://t.co/JGGfDVt7
Paintshopで選んでるのは縦横のドット数を変更する方の意味でのリサイズをする時の演算方法。例えば100×100を50×50にするなら1個とばしで画素を拾えばいいんだけど、70×70にする場合は色々やり方が考えられる。端数をボカすかどうかとかね。処理負荷も含めて一長一短あるので、対象画像によって向き不向きがある。
で、各ツールが「画質」とか「JPEG圧縮率」とか言ってるのが、同じピクセル数の元画像を保存する時に、どれだけ人間の目で気付きにくい部分を端折ってファイルサイズを落とすかっていう設定。同じピクセルサイズの元画像でも、写真の内容が模様として複雑かどうかでどれくらい落とせるかは違ってくる。例えばびっしり文字みたいなものを映した写真だとなかなか縮まない(圧縮率を上げた(=数字を下げた)時に荒れやすい)。同じ設定でバインミーの写真だけ荒れたのもこれが理由。
なのでこだわるのであればResizeみたいなツールで1枚ずつプレビューで確認しながらギリギリ許せる圧縮率を決めるしかないね。やっぱりもう随分更新されてないけど、iJPEGCompってツールだと元画像とプレビューを並べてルーペ機能で比較しながら吟味できるよ。
逆にフリーでLightroomみたいに一括変換(バッチ処理)ができるツールだとIrfanViewあたりが定番かなぁ。
バインミーは看板は赤と黄色だけで、素人考えでは複雑には見えないんですけどね。
すっごい汚くなってびっくりしました。
おかげで色々試せてよかったかもです。
「iJPEGComp」の窓の杜の紹介ページに使われてるサンプル写真が懐かしすぎて涙出そうになりますNE。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/02/17/ijpegcomp.html
人間の目でみる複雑さとコンピュータ視点のそれとはまた基準が違うからね。
例えばストライプ模様みたいな単純なパターンの図柄でも幅が細くなるとJPEGでは縮まなくなる。
JPEGはクッキリした境界線が苦手って思っておくといいかも。圧縮率をあげるとその境界線が滲み始めるからすぐに気になる。あとベタ一色を一色に見せるのも苦手で染みみたいのが出やすい。だから自然の風景は割と平気だけど、看板とか文字とかが入ってるのは気になりやすい。
「ViX」はFM TOWNSのときから使っています・・・
はじめまして
ちょっと、無線LAN内臓のSDカードについて検索していたら、とても面白いブログだったので、少し拝見いたしました。
画像縮小について、素人目線でのブログに有効な縮小について、覚羅も少し研究しました。
個人的には、縮小率も大事だと思いますが、縮小アルゴリズムも大事かなって思います。
当方はPhotoshop Elementsによるバイキュービック法を使って縮小するのが好みです。
ちょっと前は、これで縮小して、80%ぐらいで保存してましたが、最近は画質に拘るのは縮小して最高画質のjpegで保存しております。
よかったら、当方の検証ブログを参考までに~
http://bukubukuna.exblog.jp/12798337/
あと、今後高ISOを緊急時使う可能性を考えると
LightRoomを1万で手に入れておくのはありかなって思います。
覚羅も、値段につられて、あんまり高ISOは使わないのですが、
知り合いが覚羅がカメラテスト用に撮ったISO12800のjpeg画像が、かなり綺麗にノイズを除去できていたので、RAWとかから現像するとかなり使えるツールではあると思います。
でも、使用頻度が低いから、1万出すか迷いますが(^-^;
でもでも、ちょっと現像に使ったのですが、普通に撮った風景写真で青空だけ青を濃くしたりもできたので、やっぱりできたら、今のチャンスに無理しても手に入れる価値はあると思います。
過去記事:… http://t.co/LAOruuwP
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