もうすぐ小学2年生になるうちの娘。
完璧にはほど遠いですが、わたしなりに一生懸命子育てしていています。
押しつけは良くないのでしょうが、やはり親として理想の子供像というのはあります。
・芸術への理解や興味があること
・スポーツを高いレベルで楽しめる健康的な心身
・将来に向けて努力し続けることのできる精神力
・世の中のすべてのことに関心を向ける好奇心
大まかに言えばこんなところなのですが、特に4つ目が他の3つを内包していると言ってもいいくらい一番大事なことだと思います。
そしてそれを最も簡単かつ能動的に満たす行動はなんといっても読書です。
絵本でもなんでもいいので、とにかく本を読む習慣のある子にしたくて、小さい頃から毎日のように読み聞かせをしていましたが、やっとカタカナひらがな少し漢字の本がすらすら読めるようになってきて、自分でどんどん読むようになってきました。
ですので、図書館に行って毎回20冊本を借りてきてあっという間に読み終わってしまいます。
・・・でも、そんなしょっちゅう図書館行けないよ・・・
返却し忘れると深夜に返却ポストに返しに行くのも辛い。
そしてそろそろ高まる「マンガを読ませろ」圧力。
うん、マンガ、ママも好きだし読むなとは言わないのよ。
むしろどんどん読んでいいよ。
・・・でもね、買わないよ?
あんなもん何百冊なんてあっという間に行くし、そんなお金も場所もないよ?
漫喫もまだ行かせられないよ?
・・・などと、彼女の読書環境は悪くはないものの、望み通りとは行ってはいない状況でした。
そんなところに登場したコチラ。
天下のAmazonより「Kindleキッズモデル」ぅぅぅ!!
これって何なのか・どうなのかっていう話をざっくりしたいと思います。
【この記事の内容】
・そもそもKindleって
・キッズモデルって何なの?
・Amazon FreeTime Unlimitedとは。
・きょうだいはどうなる?
・FreeTime Unlimitedが使える端末
・ペアレンタルコントロールでFreeTime Unlimited以外のコンテンツも共有
・実際どうなのか、娘に聞いてみた。
・まとめ
そもそもKindleって
このブログ読んでる人にはKindleを全く知らないってひとはいないとは思うけど、一応説明。
KindleとはAmazonが販売している電子書籍閲覧デバイスです。
Amazonが販売している電子書籍を読むことができます。
画面は液晶ではなく電子ペーパー(E-ink)です。
液晶が画面そのものが光るのに対して、電子ペーパーそのものは光りません。
その代わりフロントライトが付いていますので、部屋の明るさに応じてライトを調整して暗いところでも読めるようになっています。
また電池は画面を更新するときのみに使用しますので、30分同じ画面を表示させていても消費電力はゼロに限りなく近いことも大きな特徴です。
ですので使用頻度にも寄りますが1ヶ月充電しなくても済んでしまうことすらあります。
ちなみにKindleと言うと、電子書籍を読む「端末」と「電子書籍」そのものの両方を指します。
今回は端末の方がメインの話題となりますが、電子書籍についてもザッと触れておきます。
電子書籍は文字ベースの小説や新書のものだと、端末上でフォントの大きさや行間などを好みで変更することができ、高齢者や視覚の弱い方などでも本を読むことができます。
電子書籍はKindle専用端末だけではなく、スマホやタブレット、パソコンでも専用アプリをインストールすることで読むことができます。
カラーの雑誌などは10インチ以上のiPadなどのタブレット端末が一番向いています。
このKindle端末はアメリカでは2007年、日本では2012年10月より販売されており、現在は10世代目の端末が現行商品。
2020年2月現在、通常のKindleは3シリーズが発売されています。
Kinele・Kindle Paperwhite・Kindle Oasisです。
ストレージや広告の有無・4Gの有無で価格が変動しますが、一番安いモデルでそれぞれ約9000円・14000円・30000円です。
画面の大きさ、解像度・処理速度というのが主な違い。
キッズモデルって何なの?
2019年秋、満を持して登場したキッズモデルはこの3機種のうち一番安いKindle(第10世代)にハードウェア的には一番近いモデルです。(上の表の一番左ね)
こちらの山口さんの記事が大変参考になります
画面の大きさは6インチ。紙で言うと文庫本サイズよりちょっと小さいくらい。
Kindle広告なしモデルと価格はまったくおなじ10980円ですが、ストレージが4GBから倍の8GBを搭載しています。
また、4種類から選べるカバーが付属。
我が家はクリスマスプレゼントとしてサンタさんが12/6~12/9のサイバーマンデーセールで購入。
3000円引きの7980円でした。
私が知る限り2020年2月現在までにこの機種に対して唯一行われたセールだと思います。
そしてキッズモデルの最も大きな特徴は子ども用コンテンツのサブスク「Amazon FreeTime Unlimited 」1年分が含まれていることです。
Kindleだけではなくカラー液晶タブレットのFireでもキッズモデルが大きさ違いで3機種発売されており、やはりFreeTime Unlimitedがついています。
Amazon FreeTime Unlimitedとは。
Kindle書籍はもちろん動画や学習アプリ、ゲームなども含むこども向けコンテンツが使い放題になるサブスクリプションサービスです。
月額使用料は980円ですが、prime会員は月480円になります。
(prime年会費は4900円ですから基本的にはプライム会員が月480円で使うのが前提と考えて良いと思います。)
5760円のサブスク1年分が含まれて10980円ですから、実質5220円で端末が買える計算。
(我が家はセールで2220円ってことか。やっす!!)
普通の大人Kindle、買う人いるのかしら、、、
子供の年齢を設定すると、その年にちょうど良いコンテンツが表示されます。
また、Amazonサイト内のペアレントダッシュボードより使用時間などさまざまな制限を設けることができます
きょうだいはどうなる?
気になるのは子供が複数いる場合の扱い。
Amazonの親のアカウントに対して、子供4人分のプロフィールを登録することができます。
例えば3人きょうだいで、それぞれKindleキッズモデルを持っていれば、サブスクは親が月480円払っていれば、3人は別々の設定でそれぞれ自分のKindleでコンテンツを読むことができます。
が!
3人同時にKindleを購入すると、それぞれのKindleに1年分が含まれていますが、3年間使い続けられるというわけではありません。
3つのKindleのうち、最後に使い始めた日の1年後に更新が来ます。
逆に言えばお兄ちゃんが正月にKindleキッズモデルを買ってもらったとして、弟はその1年後の正月にKindleキッズモデルを買って貰えば、お兄ちゃんは2年目も使える、ということです。
【追記】
あとで紹介する記事の筆者の古田さんによれば、きょうだいで1台のKindleを共有しようとすると、プロフィール切り替えの際に毎回親の承認作業が必要になって、超絶めんどくさいらしい。
まずはどんなもんか1台買ってふたりで試してふたりとも使うってことになったら素直にもう1台買った方が良さそうですな。
FreeTime Unlimitedが使える端末
KindleキッズモデルとFireのみ。
アメリカでは通常Kindleでも使えるそうです。
日本でもいずれそうなるといいのですが・・・。
なんせキッズモデルは画面がしょぼい。
このサブスクと端末の複雑な関係をまとめてみます。
・通常の(大人用)KindleでFreeTime Unlimitedのコンテンツを使うことはできない。
・Kindleキッズモデルは子供のプロフィールからログアウトすると、通常の大人モデルと同じように使うことが可能。
・通常のFireはこどものプロフィールでログインするとFreeTime Unlimitedを使うことができる。
1年使ったら新しいキッズモデルに買い替え、古い方は普通のKindleとして親が使うということも可能なわけですね。
ペアレンタルコントロールでFreeTime Unlimited以外のコンテンツも共有
Kindleキッズモデルを購入・開封し、最初に使う時に、端末上で名前や年令等を入力してから使い始めます。
すると自動でAmazonサイト上でも子どものプロフィールが作成されていますので、機能制限などをコントロールするペアレントダッシュボードより様々な設定が行えます。
設定項目
利用時間制限
年齢フィルター
親がすでに購入したコンテンツは、子供に読ませたい本を選んで、子供の端末に共有することができます。
つまり、FreeTime Unlimitedにはないコンテンツを読ませることも可能になります。
私が実際にやってみて、とてもやりにくかったのが、すでに購入済の電子書籍コンテンツ表示のソートができないことです。
数百冊ある書籍をすでにKindleアプリで設定したカタログ(ジャンル)ごとに並べたり、書籍名やシリーズ名、著者名で並び替えることができません。
購入順でもなさそうな謎の順序でズラズラ並んでいるので、ひたすらスクロールで探さなくてはなりません。
シリーズのコミックスを全巻探すのはかなり骨の折れる作業です。
そこで、ページ内検索をうまく利用しておめあての本に飛びましょう。
・Mac: [⌘(command)]+[F]
【参考リンク】
わかりやすく説明した記事
ちなみに、キッズモデル以外のKindleを子供用として購入し、コンテンツを制御する方法はこちら
いろいろ書きましたが、詳しいレビューを友達の古田しゃちょーが書いてたのでこっち読むのがナイス
実際どうなのか、娘に聞いてみた。
・お出かけ時に最高。
・本より軽いのにたくさん入ってる。
・ママが絶対に買ってくれない普通のマンガが読める!(主にドラえもん)
・文字の本もたくさん入ってて面白い。
・ちょっと画面は小さい。
だ、そうです。
たしかに6インチは小さいんだよなー。
少なくとも私はマンガは読む気がしない大きさ。
文庫本よりやや小さいくらいだからね。
で、この機種は解像度も200を切ってて、画質的にもシャープさが足りない。
ベストサイズは7~8インチで、300dpiあるといいんだよね。
そうなるとKindle Voyageが適してるんだけども。
キッズモデル以外のAmazon端末でFreeTime Unlimitedを見ることはできないのです。
だから性能の良い端末でFreeTime Unlimitedのコンテンツを見せたくても現状は不可能。そのような端末が発売されるのを待ちましょうねという感じです。
1年間使ったころにはそういうのが出てるかも知れませんね!
ディズニーランドのアトラクション待ち行列でKindleを読むえいみさん。
ゲームやらせるよりずっといいし、紙の本よりずっと軽くて荷物にならなくてナイス。
まとめ
子供が読書好きなら買っちゃえよって感じです。
年間11000円で読み放題は、本をたくさん買うお金はもちろん、図書館にしょっちゅう行く時間を考えたら正直激安。
特に低学年のうちは、学校の勉強もまだ厳しくないし、本を無制限に読むくらいでちょうどいいと私は思ってます。
読み放題の対象が1000冊が少ないという意見もネットでは見られたけども、だからこそ、今まで興味がわかなかった種類の本に出会うチャンスとも言えます。
1年生になるタイミングでこの機種が発売されてラッキーでした。
セールで3000円引きもとてもラッキーでしたが、そうでなくても満足度はそれなりに高いと思いますよ!
【追記】
この記事を公開した2/27の夜、新型コロナウィルス拡大防止のため、全国の小中高の休校要請が政府から出されました。
突然の夏休み以上の長期の休みになり、私も本当に呆然としているわけですが、どうやって子どもに日々を過ごさせようと思ったときに、たくさん読書をさせたいと思ったわけです。
しかし、調べたら図書館も書庫の利用が休止となっていました。(予約図書の貸し出しのみOK)
こうなってくると、Kindleの価値が俄然出てきました。
自宅にいながら本をたくさん読める。素晴らしいです。
全国の子持ちの親御さんたち、ここが正念場です。
とにかく1ヶ月、乗り越えましょう。
そして一日も早く新型コロナウィルスが収束しますように・・・。