本年はありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

2011年。

激動の1年でした。
わたしの過去の人生の中で大きな節目となった年はほかにもありました。
進学や仕事やそういう生活そのものが大きく変化を遂げたとき。

しかし、今年は心の変化のとても大きな年でした。

やはり震災が残したものは大きかったです。
私だけでもなくこの時代に生きた日本人全員が、震災前・後で人生を区切って考えざるを得ない、生き方・考え方のターニングポイントとなったあの日。

絶対に忘れないでいたい。

テレビの前で泣きながら眼をそらせないあのときの気持ち。
自分がこの国のために、誰かのために、そして自分のために何ができるかを真剣に考えました。
被災地での演奏活動を開始し、実際に現地に足を運び歌をうたいながら、被災者の方に喜んでいただけた高揚感と、この活動に意味などあるのかと疑う無力感の間で大きな振れ幅で揺れ動きました。

自分の生活そのものも、なにかを変えなければいけないという気持ちはいまも続いています。
ブログを引っ越したり、大掃除に目覚めたり、一見関係ないこともたぶんそのあらわれだと思います。

震災きっかけで古い友人との再会がいくつもあったり、私の活動を支援して下さる方がたくさん現れたり、人との関係性を見直す日々でもありました。

いい意味でも悪い意味でも今年の出来事が未来にあたえる影響は長く長く続くと思います。
それでもだんだん忘れて行ってしまうあの日の出来事をずっと心に留めて、来年以降も頑張ってというか、何というか、「真剣に」生きていきたいと思います。

最近ブログの更新が滞っていたのは、毎日かなりの規模で大掃除をしているからです。
大晦日の今日もこのブログを書いている時間以外はずーっと掃除をしています。
余分なものを捨て、すっきりとシンプルな暮らしの中で自分磨きをしていきたいです。

そういうわけで、言い訳にならないのですが2012年の年賀状は失礼させていただきます。
いただいた年賀状への返信はさせていただく予定です。
不義理して申し訳ありません。お許しを！

震災や生活のことを中心に書きましたけど、もちろん歌とお芝居と教えるお仕事、来年は今年以上の結果を残せるように努力していきます。
どうぞ今後も応援よろしくお願いいたします。

木村聡子
2011.12.31