娘を実験台にした3歳児の音楽教育記録まとめ・第三回目(最終回)です。
「ピアノの練習」と「音楽の基礎能力練習」というテーマですでに2回分書きました。
過去2回分の記事はこちら。
今回は蛇足のようなものなのですが、幼児の音楽レッスンをよりスムーズにするグッズをご紹介します。
ぜひ参考にしていただければと思います。
◆便利グッズ紹介◆
細かいものですが練習するのにあるといいよってものをピックアップ。
0.鍵盤用ドレミシール
この項目は4/25に追記しました。最初にアップしたときに一番大事なものを書き忘れてしまってました・・・。
3歳児にとっては鍵盤の形でドレミを判断するのはなかなか難しく、できるようになるまでかなり時間がかかります。
最初は鍵盤にドレミのシールを貼っておくとスムーズです。
うちで使っているのはちょっと絵柄が古めかしいけどとてもわかりやすいこんなシールです。
どんぐりの「ド」、レモンの「レ」、みかんの「ミ」と視覚的に音の位置を覚えられます。
再入荷!【シール】おんぷシール/たくさんつかうシール|キディークラシック
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実は私が子どもの頃からデザインが変わってないの、これ。
お値段も1シート70円(+消費税)。激安。
うちはYAMAHAの池袋店で買ってます。
他店舗に買いに行く場合は電話で「キディークラシックのドレミシール」と問い合わせた方が良いかもね。
1.メトロノーム
子どもはテンポやリズムを一定に保つのがとても難しいです。
スマホには無料のメトロノームアプリがたくさんあるのでとりあえずそれでいいと思います。
Metronome: Tempo Lite メトロノーム (無料)
販売元: Frozen Ape Pte. Ltd. – Frozen Ape Pte. Ltd.
☆価格は記事執筆当時のものです。
Steinway Metronome (無料)
販売元: Steinway Musical Instruments – Steinway Musical Instruments, Inc.
☆価格は記事執筆当時のものです。
音が小さくて聞こえづらいと思ったら、ちゃんとしたメトロノームを買いましょう。
上のデジタルのが便利なのですが、おもりが左右に動く昔ながらのメトロノームはリズムの感覚が視覚的にわかって将来的には子どもにとってもいいような気もしますので、一応ご紹介。
2.譜面留め
市販の楽譜は分厚くて開いて置いても閉じてしまったり勝手にページがめくれてしまうことがよくありますが、そうならないように真ん中でページを固定してくれるグッズがありますので、不便を感じたら入手すると良いですね。
ページ数の多い楽譜はクリップでもダメなことがあります。そんなときはこちら。
(娘はクリップですが、私のレッスン室ではこっちを愛用中)
かわいい音譜の形のもあるよ。
3.シール帳&シール
1回の練習が終わったら、ごほうびシール帳に日付をいれてキラキラのシールを1枚貼ります。
毎日少しずつキラキラしてきて親子で嬉しくなることうけあい。
どのくらいの頻度で練習したか、今まで何回練習したかの記録にもなるのでぜひ導入してください。
うちの子のシール帳はこんな感じ↓
シール帳は学研が出しているやつが一番いいと思います。
150個のシールが貼れるので半年に1冊ペースかな。
Amazonでは取り扱いがないので楽天にリンク張っておきますが、YAMAHAや島村楽器などの実店舗に行ければそこで購入するのがいいと思います。
ごほうびシールノート(ピクニック) |
ごほうびシールノート(おでかけ) |
シールはビバリーのごほうびシール「キラ」シリーズで決まり。
このちょうどいい大きさと丸さとかわいさは100円均一では手に入りません。
たくさん載せましたが、1ヶ月ちょいで1セット使っちゃうのでまとめて買っても良いと思います。
他にもディズニープリンセスやトミカやアナ雪なんかもあります。
「プチ」とついているやつはサイズが違うので要注意。
あと「キラ」がついていないタイプは光らなくてつまらないのでおすすめしないっす。
あ、あとシールは曲が上手にできたときに楽譜にも貼らせてあげます。
上手だったからシールあげるねと言うとこどもはそのために頑張ります。
もう、まずこれは個人差はほとんどなく全ての子どもがそうと言っても過言ではないです。
上手に活用してください。
4.ごほうびアイスメーカー
練習のあとはシールともうひとつ、「おやつ」がご褒美です。
おやつはだいたいアイス。
と言っても市販のアイスを食べさせるのではなく、簡単に自分でつくれるフローズンヨーグルトです。
カップの下半分に氷と塩、上部にヨーグルトジュースをいれてシェイカーで振ると簡単にできあがります。
誕生日にもらったアイスメーカーをフル活用してピアノ頑張ってます!
◆連載まとめ◆
おかげさまで、瑛海さんは着々と音楽への理解度が深まっています。
ここまで記事書いてなんなんですが、これは言っておかねばと思うことが。
瑛海の現在の練習頻度は週に3~5日、1回約1時間です。
ピアノを弾くだけではなく、前回の記事で紹介したような基礎稽古を本人の様子を見ながらバランス良く組み合わせてオーダーメイドでレッスンを行っています。
このような環境をもっている子どもは非常に特殊ですので、半年でこんなにできるようになるのかと過度な期待をしたり焦ったりしないでください。
また、子どもには個人差があります。特に3歳児のそれはとっても大きいです。
うちは赤ちゃんの時から私があーちゃんのピアノ伴奏で私が歌の練習をしているところや実際のコンサート本番を何度も見せていますし、アーティストPVやミュージカルDVDなどもわりとよく見ています。
もともとが音楽が好きな子どもだったからこそ本人が練習をまあまあ積極的にやってくれてます。
音楽よりもスポーツやお絵描きが好きならそっちをやらせるべきだと私は思います。
親がどうしても子どもに音楽をやらせたいならば、まずは子どもが音楽を好きにさせるところからだと思います。歌を一緒にたくさん歌ったりピアノの動画などを見せて本人がやりたいと思うところがスタートじゃないでしょうか。
でもこういう動画(http://youtu.be/omuYi2Vhgjo)を見せるのは控えた方がいいかもよ。
こんなマネをし始めてしまうのでw。↓
私も子どもの頃、かなり弾けたのに練習のしすぎで(いや、嘘。練習がめんどくさくて)ピアノが好きではない時期が長くありました。
瑛海にはプロのように上手になるよりも、弾けるという喜びを感じる人間になって人生を豊かにしてもらいたいと思っているので、練習のつらさやめんどくささよりも楽しさが上回るような教え方をしていきたいと思っています。
瑛海さん自身、弾けない自分と向き合うのはあまり得意ではない様子だけども(←できないとすぐにイライラして泣いたりする)、ピアノ自体は大好きで弾くのは楽しそうな娘の様子を頻繁に見ることができて、わたしもすごく幸せ。
でもこの幸せがずっと続くという過信もしていないです。
とにかくピアノは本当に難しいからね。
大きな山がいくつもひかえているのが見えます。
超えられる可能性の方が低いかなと思う。
だけど。
ニコニコしながらピアノを美しく奏でる大人になって欲しいな~。
なにより音楽で人生を彩りのあるものにして欲しい。
まだその1歩を踏み出したばかりです。
でももう親子でこんなに幸せな時間がもてるんだよ。
「おうまの親子」の連弾。素敵でしょ?
そんなわけで、3回に渡って連載した「3歳児のピアノ教育」でしたが、書いている間にも瑛海さんは練習が進みリズムの本は3巻に突入し、小さいキーボードから大きいキーボードでの練習に移行しました。
おそらく一般家庭で週1回の習い事という感じならば、この連載で解説した半年分を1年半から2年で進めるペースになるのではないかと思います。
プロミュージシャンにするのでなければ充分なスピードだと思いますし、むしろ習得のスピードよりも長く続けることが大事じゃないかな。
小学校にあがったり別の習い事を始めるタイミングでピアノをやめてしまったりすると、それまでの練習がほとんど無意味になってしまいます。
焦らずにゆっくりでいいので長く続けて行けるように導いてあげて欲しいなと思います。
20年後「ママのおかげでピアノを弾ける人生で楽しいよ」と言ってもらえたら、本当に素敵なことだと思うのです。
なんつってえらそうに語ったけど、うちは全部あーちゃんがやってるんだけどな。w
マジで感謝。いやほんとしてるしてる。感謝してるんだってば。
なのにあーちゃんはしばしば「誰のおかげだと思うの?」と返事を強要してきます。
そんなとき、わたしは必ずこう答えるのです。
いや、マジでこう↑答えるのよ。
私が言わなくてもあーちゃんが自答自問でそう答えることもあるのよ。
ヘンな親子でしょー。
コメント
はじめまして。3歳の娘が幼稚園の先生の影響でピアノに興味をもつようになり、キーボードを買い与えるべきか、家で出来る練習はあるかと探したらこちらの記事に出会いました。紹介されていた教材を今も取寄せ出来るようなら、購入してみようと思います。
◆あいさま
書き込みありがとうございます。
うちの子はもうすぐ5歳になります。
ピアニストにするための教育ではないので、ゆっくりですが、確実に進歩中です。
よかったら動画ご覧下さい。
https://www.facebook.com/akiko.hirabayashi.16/videos/1352469788204086/