超・超ひさびさのガジェットブログです。
もともとそんなに頻繁にブログ書いてたわけじゃないけど、我ながら1年半はサボりすぎましたね。
でも優先順位ってあるじゃないですかってことで、お休みせざるを得ず。
またゆるーっと書きたいな。
さて、表題の件。
新発売「電子ペーパー」をさっそくゲットしまして使っております。
ゲットっていうか、富士通さんからお借りしているものなのですが、他のブロガーな方々はA5サイズの貸与に対し、わたくしがお借りしたのはA4サイズ。
ええ、もうゴリゴリに頼み込んでA4を無理無理にお借りしました。
A5サイズはいらねぇんだよ!という勢いでございました。
あっ、A5がダメってことじゃないよ?むしろそっちの方が人気だと思うよ。
が、私は明確な用途の完璧なイメージがありまして、それはA4じゃないと実現不可能だったのです。
それが「子どものお勉強」でございます。
ということで教育に興味ある親のおまえら、全員読めください。
◆うちの子のお勉強について◆
正直この段落が一番長いです。
ので、読み飛ばして次の段落に行くのがいいかもよ。
うちの娘、6歳の現在年長。あと2ヶ月で小学生。
え?まじ?こないだまで赤ちゃんだったじゃん!と毎日思う。
ということで5歳になったことをきっかけに就学前学習として幼児教育を始めました。
幼児教育ってね、やったことない方には想像も付かないことだと思うのでちょっと説明します。
基本的に文字を使いません。問題は全て親が読み上げます。
解答用紙は絵です。4択の問題とかでも4つの選択肢すべてが絵。
算数的な数の問題も答えが「12」だとすると、解答用紙には「○」を12個書きます。
また、運筆自体が課題だったりするので、点つなぎで綺麗な図形を書いたり○や波模様などを器用に書くことがもとめられるような問題もあります。
何が言いたいかと言うと、紙を死ぬほど使います。死ぬほどです。
だって1枚の用紙で解く問題が1問だったりするんだもん。
(図形の選択問題などだと5問くらいある場合もあるけどね。)
なのでA4サイズの1ページが1分で終わったりすることもザラ。
毎日10~40枚くらいのペースでコピー用紙を消費していきます。
うちの場合、結局1年間で7000枚のコピー用紙を消費しました。
500枚入りのコピー用紙の束、14冊です。
この1束を1ヶ月弱で使い切るペース。
ちなみに幼児教育の問題集って30問で1冊1000円とかするのです。
で、それを1日で1冊解き終わったりする。
1日1000円の問題集。怖いだろう?
ま、でも同じ問題集を繰り返しやるわけです。
なので購入した原本は使わずに、コピーを取って学習に使います。
コピーの手間が超地獄。まごうことなき地獄。
ですので、裁断してScanSnapでPDF化です。もちのろん。
問題はiPadを見て読むので紙は使いませんが、子供が書き込む解答用紙はもちろん紙です。
筆記用具がえんぴつだったり色指定自体が問題に含まれてクーピーだったりするので、そこは紙が必須。
そんなわけでペーペーレスとはほど遠く、超絶ペーパーフルなのが幼児教育です。
わぁ、また前置きなっが。なっが!
で、1月からは文字を使う小学校教育の予習を始めることにしましたわけですが、コピー地獄をもう辞めたいというのが切なる切なる切なる願いだったのです。
幸いなことに小学生のお勉強では、色指示の聞き取りなどはあまり問題にはならず、勉強の内容が大事になりますし、設問自体もペーパーに書かれるようになります。
PDF化は今後もして、その上でiPadとApple Pencileで行くか?
でも視力が気になるなぁ~・・・。と悩ましく思う日々。
そこへきた電子ペーパーの登場。
しかも富士通!!
ScanSnapのPFUの親会社ぁ!
ということでゴリゴリ押しでPFUから頼んでもらってA4サイズをお借りした次第でございます。
ご購入はこちら :電子ペーパー P01(A4サイズ) (FMV-DPP01)
◆使ってみた◆
やっと本題。
色々文章で書くより、写真と動画見てくれた方が早いので、ホイコレ。
まずは大きさ比較。
iPad Pro12.9インチ(初代モデル)との比較。
電子ペーパーA4サイズは13.3インチ
Apple Pencil(初代)との比較。
子供が持つのがかなりラクになる長さ。
実際に使っているところ
これ見てわかるとおり、なんでA4にしたかっていうと、子供のドリルはどれもだいたいA4で出版されていて、それが半分サイズに縮小された状態では、小学校低学年のお勉強は難しいからです。
実際に借りてみてA4サイズはマジ最強でした。
娘も全く違和感なしに鉛筆と紙と同じ感覚で、かつ、鉛筆と紙よりずっとラクに使えています。
ちなみにパソコンと同期している動画はこの記事の後半に貼ってあります。
◆メリット◆
実際に1ヶ月使った実感を率直に。
箇条書きで行きますよ。
・ちゃんと書ける
基本部分ではありますが、書いたように書ける。
大人は頭で補正したり諦めたりできますけど、子供はそうは行きません。
紙で鉛筆使うのと同じ感覚じゃないと、学校でのお勉強に支障が出ます。
紙と鉛筆の完璧な代用にならないと意味がないのですが、それをしっかり果たしてくれています。
書き味もそっけないくらい普通で、完璧です。
・ちゃんと平ら
これ地味に超重要。
いやまあブラウン管じゃないんだから、いまどきの画面がフラットなのは当たり前なんですが、比較対象は「紙のドリル」。
出版されてるドリルは製本されてますので、かなり力入れて広げてもノドの部分は丸くなって浮いちゃう。
ここを押さえながら問題を解くのって、力の弱い小さな子供にはけっこう難しく、学習内容への集中力を削いでしまいがち。
その点まったいらな電子ペーパは集中しやすい様子です。
・消しゴムめちゃラク
動画見るとわかりますが、消しゴムのように力入れてこする必要はありません。ペンから消しゴムに持ち帰る必要すらありません。
一筆(一画)のどこかに消しゴムモードで触れればその一筆分が一瞬で消えます。
かなり広範囲を消すのも簡単で、しかもカスが出ない。最高か。
鉛筆や消しゴムが使えない人間になるのでないかという心配もいらないと思う。
学校の授業や宿題や絵画ではしっかり紙と筆記用具使うからね。
あくまで家庭学習は内容を重視して効率よくやりたいです。イマドキの子供は忙しい。
・何冊ものドリルがこの1枚に
電子ペーパーを1枚するか1台とするかは知りませんが、せっかくペーパーなので「枚」で数えましょう。
16GBの本体メモリはiPadなどのタブレットから考えると50分の1かいという感じはありますが、中にはPDFデータしか入れません。動画も音楽も入れないわけです。
動画で使っている130ページのカラー問題集は110MBです。
100冊入れてもダイジョーブというたくさんオジサンがいるCMが作れそうです。
幼児教育で何がイヤだったかって、複数のドリルを同時進行で学習していましたので、別の問題集に移るときの作業と管理が本当に憂鬱でした。
物理的な紙の問題集(のコピーの束)を何冊分も並べて、それを入れ替える時に使う時間と集中力が私にとってかなりのストレスだったのです。
それがこのペラペラの電子ペーパーを本体操作ちょちょいってするだけですぐに別の問題集に行けて、しかも前にやったページが自動で開く。おぬし、神か。
旅行にもこの1枚を持って行けば全教科学習できますね。
夏休みの日記なんかもとりあえずここに書いておくことができるし。
・こどもが楽しい
紙にこんなに近いのに、でも紙じゃない。
それだけで子供はわくわくして取り組みます。
でもそわそわせずに集中します。
このバランスは実際に子供に使わせてみないと理解できないかもしれませんが、とにかく紙と鉛筆より、ずっと楽しく集中しています。
・細かいこと色々
ページめくりがラク
かっるいなー
ピンチインとピンチアウトの対応がクール
ペンが黒と赤じゃなくて青と赤なのはなかなか良い選択
◆改善要求点◆
わたしのブログでは忖度なしで文句も書くというのがポリシーなので、書きますよ。
いいですか、書きますよ!
・動作がやや遅い
いまのところの限界なのかなとも思います。
が、特にめくりの反応がすごく悪くなることがありまして。
小学生のドリルならちょっと待てばいいのですが、たとえば朗読に使っていたりしたら致命的になります。
私の職業は歌手なので譜面を毎日扱いますが、電子ペーパーはその点でまだ音楽家の使用には耐えられないレベルかなと思います。
・なんか文字が歪む
いまの使い方ではそんなに問題視してないのだけど。
メリットの項目の所に書いたのと相反するようなこと言うけど、ちょっと歪むのですよ。
文字もなんだけど、マルとかがちゃんとマルにならないでへこんだような形になる。
どんな風に歪むかは動画のマル付け見るとわかるかなと思います。
学習の目的は美しく書くことじゃないので、別に困っていませんが、お絵描きとかだと深刻かもしれません。
・容量アップしてして
いや、全然足りてるよ? 16GBでも。(使用可能領域11GB)
でもさー、スペックとしてショボいですやん・・・
128GBくらいは行こうよ。もう平成も終わるんだから。
・電池残量
急に切れる。これはけっこうイヤ。
電子ペーパーってもっと電池持つかと思ってたら無線通信のせいで思ったほどじゃない。
でももちろん液晶タブレットより全然持つから、電池の持ち自体は不満じゃないけど、残量表示が欲しい。だいぶストレス違うと思う。
・対応OS
Windows10のみっていけずぅ。
私のメインPCはWin7なのよ。(動画はサブのSurface使いましたが)
いますぐ対応OS増やして~!!
実際にWin7で本当に使えないか試したら、本当に使えなかったよ!!
・クラウド
無線LAN積んでるんだから、クラウド対応してくださいおねがいします。
Dropboxが一番ありがたいですが、富士通の独自クラウドでもいいっす。
即バックアップと即取り込みがしたい。PCのないところでもしたい。
・日付・タイムスタンプ
これはまあ特殊な要望かもしれませんが、問題集解いた日付を手書きでいれるのがなかなかめんどくさい。
日付スタンプを入れる機能が欲しいです。
「よくできました」「もう少しがんばりましょう」「100てん」的なのもあったら使いますね。
・ケース
A4サイズのケースはなぜに存在しない?
フェルト地かなんかで入れるだけで、ペンの収納ポケットがあるやつ。
なるべくシンプルなやつがいいです。
ここから先は商品コンセプトやハードの前提に関わる部分なので、超勝手な要望です。
叶えられないことはわかっているが、のひとりごとです。
・赤だけは表示できると10倍便利ね。
・バックライトもあったら使うよね。
・ページめくりの白黒反転がさ・・・
◆PCとの同期◆
PDFを電子ペーパーに入れるのはパソコンがなくてはなりません。
WiFiの設定も本体ではできず、PCを使います。
(この仕様はなんとかならんもんか・・・)
同期用のアプリケーションをPCにインストールし、接続設定をして使います。
これもやると難しくはないのですが、文章だとイメージわかないと思ったので、動画にしました。
ざっと見ればどんな風に使うかわかるはず。
最後に本体への感想なども述べております。
◆まとめ◆
もう少し語りたいことがないわけじゃないですが、電子ペーパーってどうなの?便利なの?買いなの?と思っている方々に参考になるかなという程度にしておきます。w
「買い」かどうかは、人によるとしか言えません。
Apple PencilとiPad 32GBのセットが48600円+税で買えることを考えると、74800円(税込)は割安では決してありません。
ですが電子ペーパーにしかない特徴に差額の22300円払えるかどうかと問われれば、「アリだな」というのが私の率直な感想。
とにかく自宅で扱う紙を減らしたいの!
幼児教育ほどじゃなくても、文字が大きく1ページあたりの問題数がたくさんあり、しかも文字を書く練習なども含む低学年、やっぱ紙の量はんぱなし。
この薄い電子ペーパーで全ての問題集を持ち歩けて、いつでもどこでも、どの本のどこからでも学習が出来るこの手軽さ。しかも目が悪くならない。A4そのままに使える。
神か。紙を消す神か。
私としては娘にはずっと家庭学習は電子ペーパーで行って全記録を残しつつ計画的に勉強を着々と進められるようになって欲しいので、この先もずっと使い続けるためにこちらの端末をメーカーに返却したあとに、ちゃんとゲットする予定でございます!
どう、ご一緒に?
ご購入はこちら:電子ペーパー P01(A4サイズ) (FMV-DPP01)