前回HHKBをiPadに導入したという記事を書きました。
目的はパソコンとほぼ同じようにiPadを使えるようにすることですので、キーボードと同時にマウスもゲット。
実際に使ってみてどうなのか、というようなことをお伝えしたいと思います。
【この記事の内容】
・マウスを選ぶ
・マウスとiPadを接続する
・機能割り付け設定をする
・お出かけしてみる
・そのほかに参考にしたサイト
マウス選び
iPadでマウスが使えるようになったのはつい最近。
iPad OSが13.1になってからなので2019年9月末から。
(そもそもiOSとiPad OSが分かれたのがこのバージョンです。対象機種は2014年発売のiPad Air2以降のiPad)
13.1がリリースされてから4ヶ月もスルーしていましたが、マウスは気にはなっていました。
でもマウスだけ使うってのがあんまり用途としてピンと来なくて。
ですが、前回書いたようにジャンケン大会で変態の神が私にニヤニヤ微笑んだ結果、HHKBが我が家に無料配信されることになったので、これを機にマウスも導入することになりました。
文章書くのにマウスないとやりにくいもんね。
手元で文字打てても、カーソル動かすのに腕を伸ばして液晶画面触るのはかなり煩わしい。
これはiPadを手に取って使っている時にはない感覚でした。
キーボードに手が置かれてるとiPadが遠い!
すぐ隣にマウスがないと作業効率が悪いのです。
どんなマウスが使えるのかをまず調べました。
そうは言っても、物理的につながらないとならないわけで。
最新のiPad ProはUSB Type-Cになってますが、それ以前のものはLightning。
現行のマウスでType-Cのは多くなく高価なイメージ。
Lightning接続のマウスにいたっては見たことないし。
普通に考えて、一番汎用性が高く手に入りやすいのはBluetooth接続の無線マウスですね。
あとはひたすらAmazonで安くて大きさ的に気にいるものを探すだけ。
「Bluetooth マウス」で検索かけても、Bluetoothではない無線マウスがたくさん出てくるので要注意です。
USBに受信機をつけるタイプなのでiPadで使えない場合がほとんどです。あと受信機絶対無くすよね。
わたしが調べた限り一番安いBluetoothマウスは980円でした。
(prime対応品のみで検索)
しかし、Bluetoothはなかなか接続の性能に差があると聞くので、私としては知らないメーカーは避けたい気持ち。
ちょっと条件をまとめてみます。
・Bluetooth接続
・知ってるメーカー
・小さめ、でも小さすぎるのは不可
・できればサイドボタン付き
・なるべく安く
で、いろいろ見てみて選んだのはこちら↓
エレコムです。お値段1356円(2020年1月)。安ぅ。
わたくし、エレコムのマウス、なにげに大ファンなのね。
なぜか手にしっくり馴染んで疲れにくいし、性能にも良くて、謎の安さ。
メインのデスクトップPCのマウスもエレコムの多ボタンゲーム用マウスです。
記事書いてます。↓
こちら同じものでサイズ違いでS・M・Lとあるので、どれにしようかかなり迷いました。
私の手が小さめであることと、持ち歩きすることを考えてSにしましたが、ちょうど良い小ささでわりと理想通りでした。
手の大きい男性が長時間使うならば持ち歩くとしてもMの方がいいかもしれません。
マウスとiPadを接続する
キーボードと違ってマウスはただBluetoothの接続画面からペアリングすれば終了、とはなりません。
なぜならマウスの接続機能は、高齢者や障害者などもiPadで情報にアクセスできるようにと使い勝手等をカスタマイズするためのアクセシビリティ機能の拡張として提供されているからです。
接続方法をこちらでも書こうと思ったのですが、わたしがやるより、どう考えても美しくまとまってるサイトがありますので、リンク貼っておきます。これ見て設定してw
こちらのサイトを参考にして私が行った設定
・マウスの動く速度→少し早めに
・ポインタの大きさと色→小さく黒くした
・AssistiveTouchのボタン→消す
そしてもうひとつ、わざわざ多ボタンマウスを選びましたので、サイドにあるふたつのボタンに機能を割り付けるということをしました。
機能割り付け設定をする
先ほど紹介した私が以前に書いたエレコムマウスの記事にも熱く語っておりますが、多ボタンマウスに機能割り付けして使い始めると、もう元の生活には戻れないわけです。
特に便利なのはコピーとペーストです。
サイドボタンのクリックだけでコピー&ペーストできるようになって、様々な作業の効率が2割アップという体感。
iPadでもできるかなー、と思い設定画面へ。
デフォルトで左ボタン・右ボタン・スクロールボタンの3つのボタンが設定されています。
- ボタン1(左ボタン):シングルタップ
- ボタン2(右ボタン):メニュー開く
- ボタン3(ホイール):ホーム
これらのボタンの機能を変更することもできます。
そしてサイドの2ボタンを追加して機能割付けを行うこともできますので、ボタン4とボタン5に追加しました。
意外なことに、ボタン4は手前側、5が奥側になりました。
割り付けに選べる機能はたくさんあって、中には意味不明なものもけっこうあるわけですが、いろいろ試してみて、以下のように落ち着きました。
※残念ながらコピー&ペーストはありませんでした。キーボードの方でMacと同じく、コマンドキーを使ったショートカットでコピペはできますのでそちらを使いましょう。
- ボタン1(左ボタン):シングルタップ
- ボタン2(右ボタン):シェイク(取り消し機能)
- ボタン3(ホイール):ホーム
- ボタン4(サイド手前):コントロールセンター
- ボタン5(サイド奥):Appスイッチャー(アプリの切り替え)
左ボタンの「シングルタップ」機能は、iPadを通常利用するのと同じで、マウスをダブルクリックすればダブルタップになりますし、クリックしっぱなしにすれば長押しタップと同じように働きます。
なので、「ダブルタップ」や「長押し」や「長押しでドラッグ」機能は他のボタンに割り付けたらもったいないように思います。
右ボタンに割り付けた「シェイク」はiPhoneでは良く使うのですが、打ち間違い等をしてしまったときに取り消してくれる機能(いわゆるUndo=アンドゥ)として動作します。
でも、iPadは本体が大きいので通常シェイク機能って使わないよね。
マウスに割り付けてみたらとても便利!!おすすめ。
ホイールボタンの「ホーム」はデフォルトのまま。
ま、普通によく使うよね。
ボタン4(サイド手前)の「コントロールセンター」は画面の明るさ・音量等の調整・画面向きロックや計算機やタイマー等を呼び出せます。
たまにしか使わないので、マウスに割り付けてあること自体忘れがち。
ボタン5(サイド奥)の「Appスイッチャー」は他の立ち上がっているアプリに画面を切り替えるときに使います。
ホームボタンのダブルタップと同じ機能ですね。かなり使う機能なので親指が常に触れている奥側のサイドボタンに割り付けて正解でした。
ボタン4がやや定まらないというか、コントロールセンターじゃなくてもいいような気がします。
変えるとしたら「スクリーンショット」かなと思います。
シェイク機能もそうなのですが、本体を両手で持たないとアクセスできないような機能を割り付けるのは、使用頻度は少なくても、効率をあげる良い使い方法と思います。
とくにスクリーンショットはスタンドにiPadでホームボタンと電源ボタン同時押しとか本当にやりにくいので、よく使うかたはとてもオススメ。
今のところ私はAssistiveTouchマークのダブルタップでスクショが撮れるようにしていますが、それはやめてマウスのボタン4に割り付けるかもしれません。
わかりやすく画像にしてみました。
お出かけしてみる
HHKB(キーボード)とマウスを揃えましたので、フル装備でカフェノマドをしてみました。
まさにこの記事を書いています。
カフェですので、お茶とおやつなどと一緒にテーブルセッティングをしなくてはなりません。
まあまあめんどくさい作業です。
このときも温めたハートチョコクロ(バレンタイン限定)が冷めちゃったよ。
一度置いてしまえばダダダーっと書けるのですが、例えば5分だけ作業したいというような場合だと、iPhoneでフリック入力したほうがいいかもしれません。
目安は滞在25分以上かな。
それよりも長い時間カフェなどにいられるとき、かつ荷物が多少嵩張っても良いとき(キャリーバッグの時、自転車の時など)はこのスタイルでも成立するという印象。
私の場合は、モバイルよりもむしろ実家で長居するとき用です。
それはマジで良い。
特に私はiPadを複数台数持っていますので、2台並べて片方は文字入力用、片方は資料閲覧用などとすると、むしろパソコンよりはかどることも。
HHKBは高くて買えないという方でも、通常のBluetoothキーボードももちろん使えますので、キーボード買ったらマウス必須、その逆も真なりってことで2つセットで用意すべきアイテムです。
安いBluetoothキーボードならこんなのとかかな?
折りたたみタイプならこれとか
あ、ちなみにタブレット用のスタンドは100均で購入してます。
ダイソーとキャンドゥには置いてなくて、セリアでしか最近は見かけませんが、セリアにはミッキーバージョンがあってぶち可愛いです。
でもミッキーバージョンは立てる部分が短いので、タブレットのように重さがある程度あるものを支える用途なら普通のタイプの方がいいですよ。
すぐ行方不明になるのでうちでは10個くらい買って2個ずつ持ち歩いています。
iPad Pro12.9を横置きで立てるときは2個必要ですよ。
もしくはiPadとiPhone両方立てるときも。
iPad10.5と12.9を両方立てることはめったにない。なぜならカフェのテーブルはそこまでの幅がないから!
【追記】
さらにBluetoothのテンキーも導入したよ!
そのほかに参考にしたサイト
ということでいかがだったでしょうか?
iPadを持ってるならBluetoothのキーボード&マウスを揃えると世界が広がります。
数千円で使い方が別世界になると思うので、PCの代わりとして使う時間を増やしたいなら導入してみてみて!
さて、以下はこの件を調べてた時に出会ったサイトのリンク集です。
様々な設定や、それぞれの人の重視する機能が何かということが見られて面白かったです。