ScanSnap SV600は楽譜スキャンで使えるスキャナーなのか?!


どうも。ScanSnapアンバサダーの木村聡子です。
アンバサダーだけでなく、イベント等で実機に触れた方々が様々なレビューをアップされてます。
私は「歌手・声優アンバサダー」という枠?で任命されたらしいので、私らしい着眼点のレビューをしたいと思います。

音楽家のためのスキャン活用術&SV600レビューです。
まずは譜面をスキャンするという発想がよく理解できないわんというミュージシャン達のために、その意義と効果などを説明したいと思います。
実際のSV600レビューになる前に少し長い前置きがありますが、お付き合い下さいね。

木村聡子PR
木村はオタクですが本業はプロの歌手・声優です。(ProfileVocal
主な出演作:ディズニー「魔法にかけられて」ジゼル(主役)・「アナと雪の女王」
「美女と野獣2017」・「名探偵コナン~戦慄の楽譜~」千草らら役歌唱 など。
メインのSNSはFacebookで、twitterに転送してます。
Instagram(親バカ写真)もちょこっとやってます。
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◆楽譜をスキャンする意味◆

そもそも、譜面をスキャンする理由ってなに?
別にコピーで良くない?
そう思うアナログ派のミュージシャンは多いでしょう。

まあ待って下さい。
私がどのようにスキャナーを音楽に活用しているか以下を読んでイメージしてみてください。

私はシートフィーダータイプのドキュメントスキャナー、ScanSnap iX500を持っています。
仕事で新しい譜面のコピーをもらったときや、すでに所有してる譜面から該当の曲だけ使いたいときなどは、必ずScanSnapでデータ化をしています。
時間に余裕のあるときなどは、ページ数が多く全体の流れを把握しにくい曲などは譜面画像データの伴奏部分を削除してメロディ譜をチャチャッと作ったりすることもあります。

PDF化したものをDropboxに置いて、PCはもちろん、iPhoneやiPadからいつでも参照できるようにしておきます。
最近では紙の楽譜は教える時とピアノを弾くときにしか使わなくなってしまいました。
自分が歌うために稽古するときは、iPadで譜面を見つつ注意事項はスタイラスで赤文字で書きこむというスタイルになりました。
細かいことですがこうしておくとベッドの中でも液晶の明かりで譜面を確認することができますので、子育てをしながらのライブ前の暗譜地獄の時などは大変重宝しています。

一度スキャンをしておけば、自分のレパートリーのデータベースにいつでもアクセスできますし、紙の譜面が外で必要になったときもネットプリントアプリを使ってセブンイレブンで出力することが可能です。

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カテゴリ: ビジネス, 写真/ビデオ
販売元: Fuji Xerox Co., Ltd. – Fuji Xerox Co., Ltd.
☆価格は記事執筆当時のものです。

ウィルスのように増殖する譜面の山に埋もれて泣きたくなっている音楽家は多いと思いますが、一度デジタル化の手順を確立してしまえば、急に必要になった譜面が見つからないと焦ることも、伴奏者に譜面のコピーを送るのに封筒と切手を用意して赤字で速達と書いてポストに行く必要はなくなるのです。

どう?
考えただけで身震いするほどの便利さじゃないですか?

◆問題と不満◆

こんな感じでScanSnapのおかげで一歩進んだ譜面整理&活用術を駆使している私ですが、今のシステムは完璧ではありません。
(関係ないけど完璧のペキの漢字はカベじゃないからね!)

むしろ便利であるからこその足りない部分はかなりストレスの元でもあります。
いくつかあるので、書き出してみます。

1.見開きA3問題

コピーでもらう譜面のサイズはたいてい見開きA3サイズです。
iX500がスキャン可能なのはA4サイズまでなので、A3の譜面を真ん中でカットしなくてはなりません。
カットすればデータ化はできますが、原稿は見開きではなく1ページA4になってしまいます。
そうすると譜面台に乗せたときペラリと手前に倒れてきてしまいがち。
ちょっとイラッとするよね?

2.コピー原稿の左右非対称&傾きの問題

コピー機でコピーした人の性格によるのですが、原稿のノドモト(綴じた部分)が真ん中に来ていないコピー譜をもらうことがしょっちゅうあります。
そうすると真ん中で切ることができない、1枚ごとにノドモトの位置を確認してカットする必要が生じて大変めんどくさい思いをします。
また、ナナメになったままコピーされたものをスキャンしてiPadで表示させると、傾きがすっごく気になります。
紙よりも液晶の方がナナメが気持ち悪く感じるのはなぜでしょうね。
スキャンしたあと角度修正したり、もしくはカットする時に調整したりてんやわんやです。

3.そもそもの原稿の大きさ

これがもっとも大きな不満かもしれません。
歌の譜面はA3よりも横幅がけっこう大きなサイズで出版されているものが多いのです。
コピー機のガラス面から見開きの譜面の方が若干幅がはみ出すくらい。
それを譜面の余白を計算してガラス面に楽譜が切れないように置き、95%くらいの縮尺を指定してコピーしていました。
そしてそれをさらにスキャンするというこの手間の多さ。
人からもらうコピー譜面は端が切れているものすらフツーにあります。みんな心当たりあるよね?

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これらの不満に耐えられず、本からコピーするときは見開きA4サイズ(1ぺージA5サイズ)に縮小して、それをスキャンしたり、A3の譜面は1枚ずつ余白を斜め補正しながら切ってスキャン、綺麗なPDFを作成した上でそれを印刷し直したり。
もうデジタルデータ化の意義に疑いを持ってしまうほどに非効率的なことをせざるを得ませんでした。

それを一気に解消する可能性のあるスキャナ、これがScanSnap SV600なのです!!!
まずは従来型のiX500と最新SV600、この二つの機種を比べてみましょう。

◆新機種SV600と従来機種iX500の違い◆

違いっていうか・・・。
もうまるきり違うので違わないところがないと言った方がいいかもしれません。
そもそもの形が全く違います。同じ「スキャナ」とは思えません。
カンチガイしてはならないのはiX500の進化形がSV00ではないということです。
このふたつは全く別のコンセプトを持った別のジャンルの機械と思った方がいいです。

●iX500

A4サイズの紙を置く場所があれば設置できるほどのコンパクトサイズ。
フタをパカッと開けて電源ON。
開けたフタの裏がシートフィーダになっててそこに原稿を50枚まで置けます。
で、ボタンを1回押すだけで一気に50枚を次々に裏表の100ページ分スキャンしてくれます。
ほんの2~3分の話です。

譜面だけではなく、私の場合は通常の小説・コミック・雑誌などを一気に読み込んでデジタルデータ化し、iPadで読めるように「自炊」をしています。
この件についてはすでに使い方講座とも言うべき特設サイトを書いていますので、ぜひご覧下さい。

参照:木村聡子の自炊レシピ

●SV600

ディズニー映画の「ウォーリー」に似てる!と話題騒然のこのフォルム。
あ、わたしウォーリーは出てないけどパイレーツ・オブ・カリビアンには出てるの。見てね♪

このウォーリーの目の部分から光がシュパーと出てウィーンと動いて、下に置いた原稿を読み込んでくれます。
SV600は開発に3年かかったそうですが、そのうち2年はこのLED光源がヒトの目を傷めず、かつスキャンに耐えられるように設計することに費やされたそうです。
って中のヒトが言ってた。
秘密保持契約にサインしたけど、この件は秘密って言われなかったらしゃべっちゃった★

で、前回も書いたけどA3見開き原稿がそのまま読めます。
だからiX500使う時みたいに裁断しなくて済むのですよ!
あと、こういう機能もああいう機能もこんな機能もあるんだけど、それは次の実際の実験のレビューで説明したいと思います。

◆実際に譜面を読んでみる◆

そんなわけでもう軽く3週間も経とうとしてますけど7/2のタッチ&トライMeetingでの実験結果を詳細にご報告いたします。
限られた時間で写真をあまりとれなかったので、文章でご勘弁下さい!
(実機をいじれる時間ができたらちゃんとアップします!)

今回は20ページ分の譜面を読むという作業をやってみました。
つまり見開きで10回分の原稿です。
SV600にはページをめくると自動で次の原稿を読んでくれるという便利な機能がありますので、それを利用します。
実用に耐えられるのかどうかということで、注意して試してきた点は

1.かかる時間
2.読み込み結果のきれいさ
3.ドライバやアプリの使いやすさ

などです。

では作業を手順どおりに追っていきましょう。
やってみてわかったコツなども同時に記載していきます。
記憶で書いている点もあるので、若干表記に間違いがあったらごめんなさい。
いずれ実機でもう一度作業して書き直しますね。

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黒い原稿台(布製)に譜面を開いて置く。
コツ:ノドモトのゆがみを少なくするためになるべく左右にひっぱる。
SV600の台座?にある大きなScanボタンを長押し(ページめくり自動検出機能がこれでONになる)
LEDの光が原稿を読み取ったらページをめくる
あまり早いとめくったことを検出しないようなので、LEDが戻ってからほんの1拍待ってからめくると良い
20ページ(10回分)スキャンが終わったら、PC上で読み込み完了をクリック
ページ補正で2ページ見開きを真ん中で1ページずつに分割する場所を指定。
また、本の端の段差になったところを切り落とす位置も10回分すべて指定し、ページ分割を行う
画像補正で指の位置を20箇所をすべてマウスで指定し、消していく
なんとなく先に指を消したくなるのですが、ページ分割→指消しの逆の順番では補正が行えないので要注意。
最後に保存をして完了
——————————————————

ざっとこんなところです。
以下より私なりのレビューを書いていきます。

◆時間◆

実際に作業に20ページのスキャンにどのくらいの時間がかかったでしょう。

まずはスキャン10回分に約2分
これは原稿サイズによって変化はなさそうです。
(iX500は紙の大きさによって読み込み時間が変わりますが、SV600は原稿台全部を読んでいるので変わらない)

SV600のサイトには1枚3秒とありますが、おそらくLEDの片道1回分の時間かと思います。
実際には次に読み込むまでにLEDが元の位置に戻ったり、PCに保存したり、ページをめくったり、それを認識する時間がありますので1分間に読めるのは5~6回というところです。

その後、ページ分割補正をします。ここの時間はいろいろあって計り損ねました。
でもまあ慣れればそんなに時間はかからないです。
ページの端の厚みの段差を切り落とす作業はどの程度細かくやるかにもよりますが、操作自体は簡単なので、おそらく分割とあわせて2~3分じゃないかなと思います。

指をスキャンしてしまったところを消去補正するのにかかる時間は、慣れてないということもありましたが5分半くらいかかりました。
1箇所15秒くらいですね。
正直、指の場所をワンクリックというわけにいかずマウスでの細かい場所指定がある程度必要になりました。
後ろが白い原稿なので、もう少し大きめに指部分を認識して一気に消してくれればいいのになぁという感じがしました。
ここらへんはSV600本体ではなくアプリのブラッシュアップでなんとでもなるところなのでがんばって欲しいですね。

つまり、20ページの譜面を読み込むのに合計で10分弱

これをもとに考えると、例えば200ページの譜面全部を読むとすると、かかる時間はスキャンだけでも20分・ページ分割・指消しもすべてやれば慣れてきても90分程度はかかるということですね。
よっぽど大事&何が何でもデジタル化したいというようなものじゃなければ1冊まるごと自炊する用途にはむしろ向いていないスキャナーだといえるでしょう。

しかし、例えば8ページ分の譜面をスキャンしたいが裁断はできないというような場合は、コンビニでコピーをとってA4にカットし、iX500でスキャンするというよりははるかに短い時間でデジタル化ができるといえると思います。
私たち音楽家(というか歌手)が譜面をコピーしたいときというのはだいたいこのくらいのものがメインになるのではないでしょうか。

◆画質◆

今回はイベントだったので設定を自分で調整することはできませんでしたので、デフォルトでセットしてあったグレーモードで取り込みました。

実際の画像はこちら。クリックすると非圧縮のそのままサイズの画像が開きます。

①B4見開きの譜面を連続スキャンしたもの (操作ミスでページ分割されてなかった!)


②A4サイズのコピー原稿を2枚並べて置いてスキャンしたもの

③参考画像:②と同じ原稿をiX500のグレーモードでスキャンしたもの。

●ゆがみ

やっぱちょっとゆがむ。。
ノドモトのゆがみ補正はかなり優秀。
むしろ普通に上から見たときの歪みがそのまま画像データになるため、譜面などはそれが目立つと言えば目立つ。
しかしまあ譜面は完璧な綺麗さよりも情報として使えるかどうかが重要なので十分実用に耐える。

あとページ補正のところできちんとページの縁を指定するとそれで歪みを計算して補正してくれるので、そこで手抜きすると歪みが大きくなるようです。
①の右ページなどは、慣れない操作で補正箇所指定がうまくいっていないため、大きく歪んでいるのがよくわかります。


●ノイズ

②と③の拡大画像で比べるとわかるのですが、やはりSV600の方がノイジーです。
しかしiPad miniなどで読む分にはほとんどわからないように思います。


●縦横比

原稿中央の真上に位置するところからスキャンするため、左右両端がすこし伸びた状態で読み込まれます。
同じ原稿をiX500でスキャンした原稿と比べてみるとよくわかるものの、SV600のデータだけ見ても気づかないレベル。
ただし、譜面だと見過ごせてもマンガやイラストのようなものだとヒトによっては気になるかもね。

②と③で比較して計算したらA4原稿(見開きA3)で2.6%ほど横に伸びてしまってました。
これってハード的には構造上しょうがないと思うので、あとから歪み補正と同じように自動で計算して直してくれれば良いんじゃね?
よろしく、中のひと!


●写真画質

これは譜面を目的とした記事の意図とは離れてしまいますが、一応。
写真原稿を置いて読み込ませるのにはハッキリ言って向いていないと思いました。
どうもピントがいまひとつあわない感じの画像になるのと、写真の光沢紙にLEDが反射した状態でスキャンされてしまいます。
やはりドキュメントスキャナと思った方が良さそうです。


●カラー雑誌

たまたま旅行ガイドを持っていたのでやってみました。
こんな感じです。
電子書籍として地球の歩き方とかことりっぷとか出てるけど、それに比べたらもちろん劣りますよね。
でも2~3ページをちゃちゃっと読み込んで一緒に行くひとに送るとかいう作業にはいいんじゃないですかね。
今までだとスマホで撮影してメールとかでしょ?それに比べたらずいぶん綺麗。

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画質項目の結論としては、譜面スキャンに関しては総じて画質は良好。(ただしiX500には及ばず)
不満が全くないわけじゃないものの、この形のスキャナを使う限り、ハードの改良をしてもそんなに変わらないのではないかと思いました。
反射しないタイプのアクリル板かなにかで上からおさえるとかなり綺麗に読めるという話も聞きましたが、そこまでするならコピーとってiX500でスキャンする方がいいって感じがしますね。(まあモノクロ原稿の場合ですけどね。)

◆原稿サイズ◆

一番気になっていた、海外の譜面によくあるA3よりちょい大きいサイズ。
実際の比較した写真をみてもらうとわかりやすいかも。


青い譜面はB5サイズ・緑はクラシックの譜面によくあるサイズ(言い方は知らない)・白い紙がA4です。
で、問題の赤い譜面がミュージカルやポップスの譜面によくあるA3ちょいデカサイズです。
A3サイズは21cm×29.7cmですが、このちょいデカ譜面は23cm×30.3cm、つまり見開きは46cm×30.3cmです。

SV600の読み取り可能原稿サイズは、スペック上は432mm×300mmまでとあります。
つまりこのちょいデカ譜面はサイズオーバー。
しかしこれが読めなきゃ意味ねぇんだよっ!とキレ気味で試して見ました。

うぃ~ん。

・・・おぉぉぉ!!完全に読めました!!

コピー機のように端が切れることもなく、完璧に全てがおさまってとても気持ちがいい結果となりました。
なんつうか、これだけでもこの機種の存在価値がぐい~んと上がります。
ほんっとにこのサイズでコピーとるのめっちゃ大変なのようぅ!
じゃあなんでスペック上では読めないことになってるんですかね?
教えて、中のひと!!

私は実験しませんでしたが、逆にすごく小さな原稿、名刺とかレシートのようなものはもちろんラクラクスキャンできます。
しかもたくさん並べておいて、それぞれを1ファイルにして保存してくれる機能があります。
これも便利ね。

それで思ったんだけど、ピアノ伴奏譜をスキャンして、1枚の原稿からそのメロディ段だけを複数読んでバラバラに保存してくれたりするかしら?
多少のマウス操作はあってもちろん良いんだけど。
けっこうこの作業よくやるんだけど、画像ソフトでやると大変なのよねぇ。
考え方としては新聞記事の切り抜きクリップと同じなのでできるような気がする。
今度実験してみます。

◆ズバリ不満点◆

さて、画質まあ良し・操作性改善の余地ありだけどそんな悪くない・原稿サイズがナイス!というのが今までの感想。
あとちょっとシビアなこと言わせていただきます。

①本体サイズでかいやろ!

いやまあ原稿サイズが大きいの読めるんだからしょうがないですよ。
もうこれ以上は小さくできないと思うんです。
でもわかっちゃいても、でかい。
都会の一般的なおうちでこの機種を置きっぱなしにできるひとはほとんどいないんじゃないですかね。
ということでお片付けのしやすさ、しまうときにどのくらいコンパクトになるかが重要。
これは今後またレビューしたいです。


②無線LANないのか~い!!

これがこの機種の最大の不満。
もう一度言う。最大の不満

つまりね、こんなでかい設置面が必要な機種なんだから、いまあるPCの横に置けるとは限らないわけです。
てゆうかうちなんかノートではなくデスクトップですので、まるきり無理なんですよ。
むしろこのサイズのテーブルがそもそもない。

我が家でこの機種を使おうと思ったら、床かベッドにSV600を置き、サブのノートPCをわざわざ取り出してその横に置いてUSBを繋いで使うという方式。
えー、そんな非・スマートな!

iX500でせっかく無線に対応したのに、なんでSV600で非対応にするかね。
スキャンのあとである程度編集が必要ということを考えるとスマホやタブレットで使うのは厳しいでしょう。
だからスマホ連携はいらん。

しかしながら、PCとの無線接続は必須でしょう!!この機種は!というかこの機種こそは!
USB端子に無線アダプタとかつけて今からでも無線対応してくれませんかね。
5000円くらいでも売れるんじゃないかと思うんですけど!!
頼みますよぉぉ。

◆ファーストインプレッションまとめ◆

実際に譜面を読んでみて「かなり使えるな」と感じました。

iX500でも譜面のスキャンはたくさんしてきましたが、あくまでコピー原稿のみです。
やはり音楽家が買った譜面を裁断するというのは心情的にはかなり難しいです。
小説はコミックは裁断して捨てられますが(もちろん一部の本好きの方の中には無理という方もいるでしょうが)、譜面を裁断するというのはこの私でもやったことがありません。

一度コピーをしてスキャンするという手は私も使いますが、1枚10円のコピー代金とコンビニまで行く手間を考えるとかなり気の重い作業です。
しかしそれでもデジタルデータ化をしてiPad等でいつでも自分の所有する譜面を持ち歩きたいというニーズはかなりあると思います。そのニーズに限っていえばSV600は非常に優れた実用性のあるスキャナです。
iX500の方が優れている面もたくさんあるので本当は両方所有しているのがいいと思うのですけども、私のようなオタクはいざ知らず普通はそんなことはできないですよね。

あくまで音楽家としてですが、どちらか1台選ぶとしたらSV600かな!!
同じように役者さんで台本を非破壊自炊したい方もSV600。

しかしですね、それ以外の方は素直にiX500の方がいいと思いますよ。
なんせ速くて綺麗です。
私もどっちか1台しか置けないとしたらやはりiX500ですね。正直。
私の場合は使うのは譜面がメインというわけじゃないので・・・。

しかし、なんせ私がSV600を使えたのはこのタッチ&トライMeetingの刹那の一瞬。
まだまだSV600のイケてるところやイケてないところや新しい使い方アイディアなどがあるかもしれません。

っつーことでPFUさんから実機が送られて来ちゃった(!)ので、さっそくガンガン使って行くよ★
ああん、嬉しいなっ。


でもエイミー(娘)の突発性発疹でそれどころじゃなくってまだ開封すらしてないよ!
ごめんなさい!!

たぶん来週のグアム旅行から帰ってきてからになると思いますが、次のレビューもお楽しみに♪
でもグアム帰ってきてすぐに書くとは言っていないYO。

コメント

  1. […] SV600に至っては、イベント記事だけ書いたけど、ほんとすみません。 正直ほとんど使ってません。だってデカ過ぎるんだよ・・・。 アレをセッティングするくらいなら、もう歪んでもい […]