フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド&ユニバーサル・スタジオの旅(2017年)の旅行記連載です。
当記事は【準備番外編2】となります。
今回の内容は
「Evernoteを旅行に活用しよう」
前回記事までに半年間に及ぶ旅行準備について25回にわたって連載しました。
その中で書き切れなかったちょっとしたTIPS等を番外編としてご紹介します。
全ての記事の目次はこちら↓です。
◆Evernoteとは◆
知っている人はこの項目スルーしてね。
知らないひとはぜひよく読んで、ぜひ導入して欲しいです。
旅行とか無関係に導入してほしいの、便利だから!
以前に”クラウドってなんぞや?”という内容の記事を書いていまして、その中のEvernoteの説明がなかなかわかりやすいのでまるっとコピペしちゃいますぞ。
—————–以下、↑の記事よりコピペ(編集・加筆してます)—————–
Evernote ~ エバーノート。
ノートアプリとでもいいましょうか。
メモを無数に保存するためのサービスです。
例えば。
おいしいレストランに行き、メニューを3つ頼みました。
で、それぞれの感想や値段などと撮影した写真を一緒に保存するとき、みなさんはどうします?
メールに感想やメモを書いて写真を添付して送信?
まあそれが一番わかりやすい方法ですね。
でも、それってどこに保存します?
携帯の中にずっと保存できないでしょ?
自分のPCに送ったメール、ちゃんと整理できます?
しかも3つのメニューの写真と説明がきちんと並べられます?
写真と文章を交互に載せるのってWordで打ち直したりブログに書かないとなかなか難しくないですか?
Evernoteは写真・文章・音声・その他なんでもファイルなどを「ひとまとめのノート」にして、たくさん保存できるサービスです。
写真もなんでも貼れるスクラップブックといってもいいかもしれません。
紙のノートと違って面積や行数などの制約はありません。
(正確には1ノートに貼れるデータの容量は制限がありますが)
私はこれを生活・仕事の全ての管理に使っています。
Evernoteでリアルタイム日記を書いて、仕事や体調や買い物の管理に使っています。
なにか感動したことがあったり、おもしろい記事をネットで見つけたり、ひときわかわいい写真が撮れたときはEvernoteで保存していつでも眺められるようにしています。
ガラケー時代、出たばかりの初代iPadを購入した私がガラケーの他に、さらにiPhone4の回線を契約したのはEvernoteを使うためだったのです。
では、実際の使い方のほんの一部を断片的に紹介。
カギカッコはノートブックの名前です。
・「歌詞」:自分のレパートリー数百曲の歌詞をデータベースにして保存
・「ライブ」:過去のライブ・コンサートのセットリスト・衣装等を記録
・「専門学校」:行った授業内容の記録や配ったプリントの原稿データを記録
・「保育園」:娘の保育園のプリント全部を保存
・「提出書類」:区や保育園などに提出した各種書類の記録
・「契約書」:ケータイの契約書類を保存
・「名刺」:いただいた名刺をその場で写真撮ってデータ保存。画像だけど名前で検索するとその名刺画像が出てきます。
・「ブログ」:いつか書こうと思うネタの断片のメモがきがたくさん。
・「苦手な滑舌」:台詞の練習してて噛んだ箇所を写真に撮ってどんどん保存。自分仕様の教材に。
・「重要」:各サイトのログインデータ等を暗号化して保存
・「取説」:家電の取扱説明書のPDFを保存
・「講座」:受けたレッスンや講座のノートをスキャンや写真で保存
こんな感じです。
Evernoteはそういう使い方ができるサービスです。
しかも、これらは使い方のほんの一部です。
アイディア次第で無限の可能性があります。
芸術・エンターテイメント関係などのアイディアが命!な仕事のひとも、スケジュールやToDo管理がキモという職種の方も、レシピを増やすことに執念を燃やす主婦の方も、全ての方にEvernoteはオススメです。
————————-コピペ終わり———————–
とまあ、こういう感じなのですが、どうです?
すっごく便利そうでしょ?
紙のノートのように、A4の中に収まるように書く場所を工夫しながら使う必要はありません。
とにかく気になることをじゃんじゃん入れていけばいいのです。
とりわけ旅行のように情報やアイディアが雑多に浮かんでどんどん更新されて整理する必要のあるプロジェクトでは、うまく活用すると旅行そのものの質が変わって来ますよ!ということを強く主張したいです。
そうなのです!
今回の私は[アメリカWDW-2017]という名前のノートブックを作成し、情報をじゃんじゃん保存して旅行の計画を立てて行ったのですよ。
この記事はそれを紹介したいのです。
前置き長くてゴメンネ?
とりあえず導入してみ?
ここから新規登録すると、有料プランのプレミアムプラン(月額600円)が1ヶ月無料でプレゼントされます。
有料プランについては後述します。
DropboxでやったみたいなEvernote超初心者講座記事も書きたいのですが、そのうちそのうち・・・・
参考記事(Dropboxについて)
◆今回の旅行におけるEvernote使用方法◆
と言ってもたいしたことではありません。
今回の旅行専用のノートブックを作り中にいろいろな情報を項目別にノートにしていくだけ。
[ノートブック]と[ノート]というのがEvernoteでの機能の名前なのですが、イメージ的には“バインダー”と“ルーズリーフ”と言い換えるとわかりやすいです。
1冊の旅行計画用のバインダーに、ルーズリーフに書いたメモをどんどん入れていく感じ。
物理的な紙のルーズリーフは1枚がA4とサイズがキッチリ決まってますが、Evernoteの場合は長くても短くてもOK。
文字も画像も音声もWordやPDFも貼り付けることができます。
そのルーズリーフ(ノート)は書き足したり書き直して更新したものが一番上に来ます。
こんな感じ↓
(左側がノート一覧で、右側は選んだノートの中身です。)
今回の私の旅で使ったノート(ルーズリーフ)は以下の通り
・index
・リンク集
・持ち物
・持ち物(パーク持ち歩き用)
・しおり
・お金の記録
・ネットスーパー
・飛行機Eチケット
・海外旅行保険
・ESTA
・じぃじに伝言
・おみやげメモ
・ユニバーサルのパークチケット(PDF)とホテル予約書
・WDWバス経路図
・POP Century 地図
・WDWホテル予約メモ
・飛行機予約メモ
・FastPass予約メモ
・フロントでの英会話
・タクシーでの英会話
ノート名どおりの内容の情報がそれぞれのノートに保存されています。
EチケットやバウチャーやESTA・地図などはそれぞれの予約会社からダウンロードしたPDFや落とした画像がそのまま貼られていています。それらに簡単なメモ書きをつけているものもあります。
これらのノートはPCからもスマホからもいつでもどこからでも見ることができます。
見るだけではなく編集もできます。
持ち物一覧やお金の管理は、思いつくたび&何か変化があるたびにササっと更新。
ホテル・飛行機やFastPass+の予約も何度もシミュレーションして、予約の取り直しなどをした経緯が全てメモされています。
それらの確定した分をWordでしおりとしてまとめていくわけですが、そのWordファイル自体もEvernoteに保存。
更新もEvernoteからファイルを呼び出して上書きしていきます。(PCからもスマホからもできるよ!)
常に最新の情報にいつでもどこからでもアクセスできます。
旅行中は印刷したしおりを持参しますが、万が一紛失してもスマホで見ることができます。
一緒に旅行に行かない家族(じぃじ)への伝言ノートには、旅行日程・宿泊場所・旅行中に繋がる050番号・旅行保険の契約状況などを書いて置いておく手紙の原稿を保存してあります。
こうやって旅行の記録をEvernoteに残しておけば、次の旅行の際に様々なノウハウをそのまま使うことができて、すごく楽になります。
あ。最後の2つのノートの英会話なんだけどね。
フロントやタクシーで使うかもしれないフレーズをあらかじめ調べて書いておこうと思ったんだけど、とくに思いつかず、ノートだけ作って中身はカラですww
◆indexノート作成のすすめとノートのリンクについて◆
Evernoteで何かのプロジェクトを管理するときに、より使いやすくするためのちょっとしたTIPSを紹介します。
私が強くお勧めしたいのは、index用のノートの作成。
つまり目次よね。
ノートブックの中のノートが20個にもなると、スマホで下の方のノートを見るのにはかなりスワイプしなくてはなりません。
例えばiPhone7だと画面に表示できるノートの数は3個半ですので、一番下にあるノートを閲覧するには6回転?させなくてはなりません。
また、ノートを更新するたびに表示順も入れ替わりますので、目当てのノートを探して表示させるのにやや手間取ります。
本当にわずかな手間なのですが、回数が重なると少しずつストレスが溜まっていく感じ。
そこで、indexノートです。
旅行計画において、また旅行の行動中において頻繁に情報を確認したり更新したりする頻度の高いノートにリンクを張っておくと、ノート一覧をスクロールして目的のノートを探すよりも断然早い速度で必要な情報にアクセスできます。
すでにさきほど一度出したPCスクショ画像に説明を入れたものを見てみましょう。
右上の緑色の文字はノートへのリンクになっており、クリック(タップ)すると目的のノートに飛ぶことができます。Webサイトのリンクと同じです。
しかし、このリンクは基本的にはPCのEvernoteクライアントアプリからしか作れないので要注意です。スマホではダメ。
やり方はこんな感じ。
ノート一覧から[index]と題名をつけたノートをダブルクリックすると別ウィンドウでindexノートが立ち上がります。
そこに、リンクを貼りたいノートをドラッグするとリンクごと題名がコピペされます。
思ったより簡単でしょ?
これでindexノートから他のノートへタップで素早く移動できるようになります。
indexには旅の超おおまかな日程と、現地の電話番号なども書いておくと便利です。
indexはノート一覧の一番上に来ていないと便利さ半減なので、他のノートを更新して表示順位が落ちた場合、むりやり何かの文字を書いて削除するなどして、表示1位に更新させるといいでしょう。
参考Webページへのリンク集というノートも作ったのですが、そちらにはブログ記事のようにサイト名をクリックすればそのサイトに飛べるようにしました。
こちらのやり方もご了解します。
①サイト名を打つ(もしくはコピペする)
②サイト名をドラッグで選択して右クリック→ [ハイパーリンク] → [追加] → URLをコピペ
これでOKです。Webでブログ書いているみたいでしょ。
また、サイト名にアドレスを埋め込む方法以外にも、URLそのものを直接コピペしてEnterすると、そのアドレスへのリンクが自動的に張られる機能もあります。
◆チェックボックスを活用する◆
すでにパッキングの記事でも書きましたが、Evernoteではチェックボックスを使うことができます。
旅行までに準備にしなくてはならないことは山のようにあります。
出国前に終わらせておかないとならない仕事、買っておく物、加入しておくべき保険、各予約、荷物一覧・・・
それらを思いつくたびにチェックボックス付きで箇条書きしておいて、ミッションクリアすればチェックを入れるということをしていけば、何がまだやってなくて、何をすでにやったかが一目瞭然です。
終了したことは項目として削除するという方法もありますが、「すでにやったこと」が記録に残っているというのはけっこう重要で、これだけのことを自分はこなして残りはこれだけだと目視で確認できるのはモチベーションにもつながります。
また、なにより次の旅行のときのプラン立てにものすごく便利です。
持ち物一覧やToDoリストにチェックボックス付リストを作成することをおすすめします!
◆スマホでオフライン表示設定をしておく◆
アメリカに滞在中に安定したネット環境でいつも過ごせるとは限りません。
現地のキャリアと契約しててもフリーWiFiがあっても、どちらも電波が不安定な場所というのは必ずあります。
もしくはなんらかのミスでネット環境が全くないまま過ごすハメになる可能性もゼロではありません。
そういうときに自分で作ったノートにアクセスできないのは痛いです。
(Evernoteはスマホの場合はいちいちネット上のクラウドにアクセスしているので、基本的にはスマホ内にはデータは保存されていない状態です。)
しかし、スマホのEvernoteアプリにはこんな機能があります。
PCのクライアントと同じように、ローカル(つまりスマホアプリ内)にデータとしてノートを同期(ダウンロード)することが可能です。
私は今回の旅行プランを立てるにあたって、早い段階から[アメリカWDW-2017]をオフラインノートブックとして指定して、スマホの中にデータとしてダウンロードしておきました。
そうするととても安心。
ノートの内容が更新されたときは、オンラインの時にスマホ内のデータも自動で更新されます。
【設定方法】
①右上の[○○○]をタップ
②[オフラインでも使う]をタップ
【オフラインノート解除方法】
①右上の[○○○]をタップ
②[ノートブックの設定]をタップ
ただし!
この機能は有料プランのみです。ガビーン。
というわけで、ここでEvernoteの3つのプランをご紹介します。
以下の3つです。
◆ベーシック:無料
・使える端末2台まで(PCとスマホ)
・月60MBまでのアップロード(テキストと軽めの画像くらいまで)
◆プラス:年間3100円(月額360円)
・端末数無制限
・月1GBまでのアップロード
・スマホでオフラインでノートを参照・編集できる ←この機能な!
◆プレミアム:年間5200円(月額600円)
・端末無制限
・月10GBのアップロード
・スマホでオフラインでノートを参照・編集できる
・PDF内の文字検索・PDFに注釈を挿入
・名刺スキャン
・ノートの編集履歴を閲覧
わたくしはプレミアム会員ですが、オフラインノートと編集履歴の閲覧を使いたいというのが理由です。
(間違った内容で上書きしても以前の状態のノートを呼び出すことができるの♪)
わたしの使い方はテキスト中心なので、データ量だけで言えばプラスプランでも7割以上余るレベル。
月によってはベーシックでも足りるかも・・・。
それでもプレミアムプランに入る価値は高いです。
紹介リンクから新規登録すれば、プレミアムプランを1ヶ月使えます。
また、Evernoteは1ヶ月だけ有料プランを購入することも可能ですので、すでにアカウントを持っている場合でも、出発前にプラスプラン(360円)に加入すれば、旅行中はオフラインでも(そして複数端末からでも)旅行のノートにアクセスすることができますよ!
→Evernote の有料プランを購入する方法(公式サイト)
◆まとめ◆
今回は旅行準備の際の情報整理をぐんと楽にしてくれるEvernoteをご紹介しました。
ぜひご活用くださいませ。
次回は旅行予約サイトの最低金額補償&セルフアフィリでキャッシュバックを受け取る方法などを検討してみたいと思います。
次記事→
【WDW旅行-準備番外編3】 ホテル予約サイトの最低金額保証やセルフアフィリエイトについて【オーランド】