この記事は連載の第2回目です。
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【被災地支援】気仙沼・仙台の大空と大地の中で元気に歌ってきます!
当連載第1回 【被災地支援】【第3回東北ツアー日記 その1】準備編
というわけで。
前回の日記に書いたような準備を済ませていざ東北へ。
あ、ぴぃちゃん(チワワ)は生徒さんに預けました。
預けるっていうか、旅行の際は誰かしらにわたしのウチに泊まってもらってます。
(だからさー。掃除が大変なんだわ!結局全然片付かないまま泊めるんだけどさ!)
◆出発日◆
11/8は火曜日。
午前中は目白のおとめの会でおばあちゃまたちのレッスンです。これはアキコさんも一緒。
11時半で終了し、その後はわたしひとりで午後は北千住ルミネのよみうりカルチャーでもう1講座。
14:30終了。
アキコさんは第一陣ですでに出発してます。私の荷物や楽器・機材等もそちらの車に搭載。
わたしは第二陣として15時半の出発となりました。
この時点でレッスンを3時間行ってますので、けっこうヘトヘト。
でもNO免許の私は運転をまぬがれ、後ろの座席に優雅に乗っているだけなのでラクさせていただきました。
途中のサービスエリアでラーメンの夕飯を済ませました。
あとお昼にバインミーで買ったもっちりパンをおやつとしてひそかに持っていたのでそれも食べちゃった♪
気仙沼には22:30着。
ホテル到着前にアキコさんに電話して「すでに部屋にいる?」と聞くと、「いるけど大浴場が23時までだからお風呂行くとこ。カギの受け渡しどうしよう?」と言われました。
うーん・・。じゃあ直接大浴場に取りに行くわー。
ということに。
前回も泊まったホテルだったので勝手がわかっていたので、そのまま大浴場へ。
行ったはいいものの、服を着て荷物を持ったままでお風呂場に入るのがなんとなくためらわれました。
どうしようと迷いながらも体が勝手に服をぬぎマッパになってしまい、もうじゃあひとっ風呂浴びて行こうと思い浴場へ。
そしたら。
いないんですよ、アキコさんが。
はぁ?と狐につままれた気分になり、浴場・サウナを見て脱衣所に戻りくるりとひとまわり。
ええ、真っ裸で。だってタオルもないからね!
仕方ないので温泉につかって待ってました。
5分くらいするとアキコさんが入ってきて、先に私が風呂につかっていたのでびっくり。
事情を聞くと、車の中に忘れ物をしたので取りに行ってたんですって。
私は自分の洗顔・洗髪道具は第一陣の車で運んでもらってたので手元にないので、温泉であったまるのみ。
23時になって部屋に行き、そこでシャワーを浴び直しました。
そして。
前回の日記ではプログラムを事前に考えていくような口ぶりで語ってしまいましたが、ちょっとウソです。
レパートリーの準備まではしてますが、各会場で何を歌うかというプログラム作りは常に前日。
というか、前回7月のツアーからそうなりました。
パーカッションという未確定要素が加わって、現地リハをしないと曲目を決められないという事情からやむをえなくそうなったのですが、前日でもなんとかなるじゃんということになって、今回のツアーではプログラム決めは現地でいっか、という空気になってしまいました。
そういうわけでシャワーから出て深夜0時に近くなってから、翌日の4カ所のプログラム会議。
これが辛かった!!
やっぱ東京でやっておけば良かったよ!!!
なんとか終わらせて就寝したのは1時半くらいだったかな?
さあ!明日からいよいよ怒濤の演奏ラッシュです。
◆内ノ脇保育所◆
早起き苦手なわたし。でも頑張って起きて準備!
終了時間ギリギリに朝食会場に行ったら誰もいなかったよ。
食べ過ぎるとコンサートに差し支えるのでほんのちょっとだけ。
7月に来たときはなかったコーヒーが朝食で飲めるようになってました。
小さなことだけど、復旧の兆しかな、これも。
ホテルからわりと近くの「内ノ脇保育所」が一カ所目。
この保育所は気仙沼公園の向かいにあります。
この日の4カ所目の夜のコンサートは気仙沼公園内の仮設住宅で行われます。
内ノ脇保育所に行く前に軽く下見をしておきました。
長屋のようにながく連なるプレハブ住宅を目にして、なんとも言えない気持ちになりました。
気持ちを切り替えて保育所へ。
軽くリハーサルをしてすぐ本番です。
今回はスタッフさんがたくさんいたので、私がいままでやっていた機材のセッティング等を全部やってもらえたので、演奏により集中できる環境でラクさせていただきました。
ありがたや。
前回の記事にも書きましたが、衣装は何が何でもドレス!
そう決めているので毎回着替えがかなり大変なのです。
着替える部屋を会場側に準備していただく手間もかけてしまいますし、時間的にも厳しくなります。
それでも、ドレスで登場したときのこどもたちの「わぁぁぁ!!」という歓声を耳にすると「ハイ来た、狙いどおりぃ!」という気分に。
東北ツアーは3回行きましたが、毎回このブルーのドレス。
シワになりにくいというのが一番大きな理由ですが、単純にひらひらがいっぱいでかわいいんですよ♪
約40分のコンサートは滞りなく終了。
一緒に歌うコーナーも大きな声でうたってくれました。
終了後は地元のさいがいFMのインタビューを受けたり、園長さんと少しお話したり。
この保育所自体は高いところにあるので水は入らなかったようですが、園児には被害者も出たそうです。
もともとは0歳~2歳児?かな?ごく小さい子だけを対象にした保育所だったのですが、まわりの保育園や幼稚園が軒並み閉園したため、受け入れ児童の年令を拡大したという経緯があるそうです。
演奏を聴いてすごく元気が出た!とおっしゃっていただいて、感無量。
そのために来てるからね!
まだ1カ所目だけどこういうお言葉がいただけるのは本当に嬉しいし、頑張って来て良かったと思う瞬間です。
アニーのTomorrowを歌ったのですが、園長さんがいまの気持ちにぴったりで涙が出ましたとおっしゃってました。
「朝が来ればいいことがあるトゥモロー/朝が来れば涙のあとも消えていくわ」
現実は歌やミュージカルのように簡単にいかない困難がたくさん待ち受けているかもしれません。
でもそんなときにこの日の思い出がほんの少しでも頭をかすめて元気のモトになればいいなと思います。
もう1エピソード自慢していい?
そんなこんなでインタビューやらおしゃべりやらしてて、コンサートが終わってから保育所を出るまでかなり時間が経っていたのですが、その間ずーっと玄関で私の出待ちをしていた園児がいたそうです。
見かねたスタッフが私を呼びに来ようかと思ったくらいだそうです。
胸が熱くなっちゃうね。こういうの。
小さい子ども時代のこういう思い出ってけっこう強烈に残ったりするし、責任も感じます。
ほんとみんなどうもありがとう。
外までたくさんのお子ちゃんたちが見送りに来てくれて名残惜しかったです。
まだ1/8だけど、すでにおなかいっぱい胸いっぱい。
でもまだまだ頑張るよ!
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